奏が、アメリカヘ行って一年。
毎週土曜日には、必ず水月に電話をかけて来た。
水月も、それが1週間の楽しみになって居た。
水月は一年たち。
1人暮らしを始めた。
一年前。
電話をしてから。
水月は、奏の声だけでまるで発情期の犬の様に。
体に、熱がたまって居た。
もう、自分の指だけでは満足出来なくなって居た。
水月のアパート。
[ピンポーン。]
荷物が届く。
箱を開けて。
買った物を見る。
可愛く言えば。
[大人のおもちゃ)
次の日。
土曜日の夜。
水月は、ベットの上で奏の電話を待つ。
隣に。ちゃんと買った物も用意して。
そう思って居ると。
電話がかかって来た。
やっぱり。
奏の声を聞いただけで、水月の身体は熱くなる…
何事も無いように話しながら。
快楽に溺れ始める。
最初は、自分の物を擦る。
じょじょにソレはエスカレートし。
あの、おもちゃに手が伸びたもう。
指では、満たされないと。
水月は奏の声に、発情しながら手を動かす。
電話が切れたとたん、我慢していた声が漏れる。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。