やってしまった
隠すと、見せるのが難しい
恥ずかしさ倍増なんだよ
あぐらをかいてるジミンは
私より低い位置から私を見上げてる
少しだけ歯を見せて笑う顔は
可愛いのに危ない...
私の片方の手を取って自分の首に回させた
グッと腰を掴むと私を力強く引き寄せて
鎖骨にジミンの柔らかい唇が当たった
ちゅっ、ちゅって
優しく唇が触れるから
期待するように
まだ胸を覆っていたもう片方の手も
ジミンの首へ絡めた
なのに...
まさか下着に
手を突っ込んでくるなんて思わなかったけど
腰を掴まれてるから逃げることなんてできなくて
とりあえずもがいてみた
ジミンの肩に顔を埋めてみたけど
恥ずかしい気持ちは消えない
いつのまにかジミンを挟むみたいに
くっついていた両脚の力を
仕方なく抜いてみた
下着を片脚ずつ上手に脱がせると
またジミンの指は私の入り口を確かめてくる
身体にしがみついたまま言ってはみるけど
ちゃんと無視されて
くちゅくちゅって音だけが耳に響く
気持ち良くはないんだけど
もどかしいのと恥ずかしいのに変わりはない
ちらっとだけ私を一瞥すると
スローモーションみたいにゆっくり唇を開いて
私の胸に唇を寄せた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。