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第1話

子供
92
2021/03/07 04:41
森の中_


?_「ごめんなさい……_」

あなた「ぁぅ?」










……………



シーンとした空気に大きな鳴き声が森の中に
響き渡る



その声に駆けつけた何か_


??「………捨てられたのですね」


森の恐れで生まれた 心優しき呪霊がそっと言葉を発す…


      やはり人間は冷酷だ…














ザァ……ァ……


綺麗な色とりどりの花

沢山の生き生きとした木

その中に居る人間と呪霊







あなた「花御様ーーッ!!!」

花御「?どうされたのですか?」

あなた「人間の住んでる場所に行ってもいい!??」

花御「いつも言っているでしょう、私がいない時はダメだと」

あなた「ぅ…!ぅぅ…だってさぁ…!!」

花御「はぁ…それよりも今日のご飯を集めに行きましょうね」

あなた「はぁ…い…」







1分後










カサカサ…サ…



あなた「はぁ!!凄い…果物いっぱいだねぇ!花御様!」

花御「そうですね、あなた」


色とりどりの果物に、目を輝かせるあなた


あなた「おいしそう…」

花御「…食べていいですよ」

あなた「やったぁ!」













ある日のこと」_



あなた「…暇ァァッーー!!」

頬をぷっくりと膨らませ、不機嫌そうに言うあなた

あなた「…!そうだ!!ふふっ!花御様が悪いだからねっ!!」


そう言うと 目を輝かせ 森の中から出るあなた








あなた「…!すごいっ!!人間の世界ってこんなに凄いんだ!!高いやつとかもあるー!!!何これっ!!」










それを見ていた高校生


??「…ねぇ…悟」

??「……いまさっきまで呪霊と居た痕跡がある…よし聞くか」

??「そうだね、」









??「なぁガキ」

ガシッと手を無理やり掴む 知らない人

あなた「ひっ…」

??「なんでお前に呪霊の痕跡がこびりついてんの?なぁ」

あなた「ぇぁ…」

??「おい…!あまり怖がらせるな…」

??「大丈夫だからね、」

あなた「や、…いや!!」



誰か…助け…











ヒュンッ……


あなた「へ?」

花御「だから行ったでしょう…人間のところに行ってはダメだと、」

あなた「ご、ごめんなさぃ…!!!花御様ッ…!!」








??「くそっ!!逃がした!!」

??「逃げるのがはやい…追いつけそうにないな…」

??「くそが…」







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