そう言いながら二人の先輩は私を部屋へ案内してくれた
大丈夫かな……
……と、先輩たちのトントン拍子に乗せられてついに
先輩は自信満々に言ってくれた
優しい頼りになる先輩で良かったと、ほっとするのもつかの間
まなっち先輩が思いっ切りドアを開けて王子様の所へ向かって行った
美葉先輩と声が被ってしまったけど私達の目線の先にはもちろん……
まなっち先輩が王子様の所へかけていく姿……
その怒ってる姿がとても同い年とは思えない位に可愛かった
そう思いながらも2人の方を見てると
まなっち先輩達はまだ言い合っているみたいだけど
この人は、先程会った人で丁寧ですごく爽やかな人だ。
凄くモテてるんだろうなぁ
挨拶をしようとしても、良く状況が呑み込めてなくて上手く伝えられない
美葉先輩は『大丈夫よ、落ち着いてゆっくり話して』と言ってくれたので安心した
軽くお辞儀をし美葉先輩に視線を向けると、それに気づいたのか
話をしてくれた
そうだったんだ、
そう思っていると王子がこちらへ向かっているのが見えた
1歩ずつ歩いて来る姿もとても綺麗だな、と考えているうちにあっという間に私の前に立っていた
そして爽やかな様子で話し掛けてくれた、王子の身長が高すぎて見上げる感じになっちゃうけど(´・ω・`)
王子が何か言いかけた時、玄関のベルが鳴った
チリンチリン♪
そして私達が玄関へ向かうことになりました
そういや王子、何を言いかけたんだろ……
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追伸、最後はノリです
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。