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2018/04/01

第7話

第2章『参加者』【3】
最初からいなかったかのように、頭巾男が消えた。
…私達を誘い込むための罠だったんだ。

ギィ、ギィ…

校内に入ると、天井から細長いものが垂れていた。
途中から太くなって、人のような形になっている。
参加者 女
ねぇ、あれ…人じゃないよね、違う…?
参加者 男
いや…、あれは、どうみても人…だろう
近づいて見ると──それは、人間の死体だった。
目を大きく見開き、口から泡のようなものが出ている。
顔や唇は、真っ青。

これは、葵衣の死体だ。
時間になっても来なかった、葵衣の死体。
いつも笑顔の葵衣が、苦しそうな顔で見つめてきた。
そんな訳、ないのに。
漆原 神楽
葵衣…どう、して…
参加者 女
知り合いなの?
漆原 神楽
幼馴染、で、親友なんです…
葵衣…誰が…誰が葵衣を殺したの。
私の大切な親友を。
ゲームマスター
あー、テストテスト。やあやあ、聞こえてる? 僕が君達をここに呼んだんだよ
急に放送が流れた。
どこかで聞いたような、でも聞いていないような声。
とても明るい、男の子の声。
ゲームマスター
早速で悪いけど、君達には殺しあって貰うよ! 最後に残ったらいいものあげちゃう
私達のことなどいざ知らず、楽しそうに話している。
愉快、そう言いたげな声。
ゲームマスター
このゲームは、ダリアが鍵を握っている。ほら、そこに赤白のダリアのペンダントがあるでしょ? 全員それ着けて
…確かに、宝箱のような形をしている箱がある。
その中には、放送主が言った赤白のダリアのペンダントが入っていた。
それと、黒い巾着もだ。
ゲームマスター
着けた? 着けたら、その巾着持ってね
全員が持ち、困惑した顔をする。
ゲームマスター
僕の言うことは絶対だから。じゃないとその子みたいになっちゃうよ?
その子とは、葵衣のことか。
殺したのは、彼奴か…許さない。