そういい食事を出すと
キラキラした眼差しで
ご飯を眺めていた。
満面の笑みでご飯を食べだし
こちらまで顔がほころんだ。
それから俺は自室へと入り
日記と手紙を書き、それから少しした用事を済ませ
居間へと向かった。
すると
奴はもう食事を済ませていて
食器をあらってくれていた。
そういうと何故かビックリしたような顔を
こちらに向け
すぐ笑顔になり
顔から幸せが読み取れるほど
滲み出ていて。
思わずフッと微笑んでしまい
こんなにホッコリした気分になるのは
いつぶりだろうか……
本当にこいつは
愛らしいやつだ……
奴は少し戸惑ったような顔をしたが
すぐに風呂へ入る準備をしていた。
部屋にいると言ったものの
俺も腹が減った……
とりあえずご飯を食べようか……
ご飯を食べている最中
風呂場から
チャプチャプ音がする度
何故かすごく心拍数が上がっていく感じがし
ご飯に集中出来なかった……
風呂から出て居間へときた。
風呂上がりの奴は
すごく色っぽく
なおも女らしさが出ていた。
……だめだ。
余計なことを考えてしまう。
俺も早く風呂に入ろう。
このまま、こいつと一緒にいるのは
少しばかり理性が保てない……
そう思い
一言だけ伝え
足早に風呂場へと向かった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!