第11話

9話
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2021/04/03 16:42
蜜璃さんとも合流し、湯けむりの広がる街へ入って行った

ほんのりと肌に触れる暖かさがとても心地よかった
甘露寺蜜璃
まだ日が沈みきってないから、今のうちに休んでおきましょ!
産屋敷 かなめ
そうですね
甘露寺蜜璃
あと...
産屋敷 かなめ
どうされました?
甘露寺蜜璃
小腹が空いちゃったから..何か食べてもいいかしら..?
産屋敷 かなめ
腹が減っては戦ができぬ
ですね!(´˘`*)
甘露寺蜜璃
ありがとうッ(*´`*)
そして、鬼の出る夜が来るまで、少し体を休めることにした

私は先程食事を取ってしまったので、お茶を1杯だけ飲むことにした
甘露寺蜜璃
おば様!
桜餅、50個お願いしますッ‪(*´﹀`*)‬
おば様
はぁい
ちょっと待っててねぇ
蜜璃さんは当たり前のように桜餅を50個注文された
これは日常茶飯事である

お話によると、蜜璃さんは、通常の方よりも筋肉が捌倍だそう
だから、食べた分だけ強くなるのです!!
甘露寺蜜璃
美味しいわッ(*ˊᗜˋ*)
産屋敷 かなめ
(とても幸せそうな顔をしておられます)
甘露寺蜜璃
あ、ごめんね??
私だけこんなに食べちゃって..
産屋敷 かなめ
いえ、私は先程のお店で食事を済ませてしまいましたから
お気になさらず
蜜璃さんは桜餅50個を簡単にたいらげた

初めて蜜璃さんとお食事をした際はとても驚きましたが、蜜璃さんがあまりにも幸せそうに食べられるので、気には止めなかった
甘露寺蜜璃
ありがとうございましたッ!
おば様
また来てねぇ
甘露寺蜜璃
はい!
甘露寺蜜璃
かなめ様、お待たせしましたぁ〜
さ、行きましょッ!
産屋敷 かなめ
はい^^
甘味処を出る頃には、日が沈んでいた
私と蜜璃さんは街の近くにある森に目をつけ、入って行った

森は怪しい冷気が立ちこめており、"少しでもここにいたくない"そう思ってしまった

けれど、この街の方を守るためにも、今引く訳にはいかないのだ
甘露寺蜜璃
きゃぁ
鬼が出てきそうねッ
産屋敷 かなめ
そうですね..
そして、背後から嫌な視線を感じたのだ
甘露寺蜜璃
ッ!
産屋敷 かなめ
ッ!
もちろん気付かない訳がない
甘露寺蜜璃
さっさとお仕事済ませて、温泉行きましょッ
産屋敷 かなめ
そうですね!^^
温泉か..
あそこは好きだ
人間がたくさん集まる
甘露寺蜜璃
でも、襲っちゃだめなのよ?
産屋敷 かなめ
ここには皆さん、楽しみに来ていますから、邪魔はさせません
甘露寺蜜璃
行くわよッ!
私たちは鞘から刀を抜く

蜜璃さんの刀は鉄珍様のお作りになられたもので、薄く鋭い
そして長い

きっと、この刀でたくさんのものを救ってきたんだろう...
産屋敷 かなめ
お覚悟!
私だって、たくさん守って差しあげたい

だから、この刃を振るってみせる
人々のため...自分のために
甘露寺蜜璃
わぁッ
かなめ様、すごいわッ!!
産屋敷 かなめ
ありがとうございます^^
ですが、まだまだ強くならなければなりません
甘露寺蜜璃
かなめ様ならきっとなれるわ!強く!!







産屋敷 かなめ
お、大きなお風呂です..!
甘露寺蜜璃
ほんとねッ
ここまで大きな温泉は初めて見たわッ
産屋敷 かなめ
流石は温泉街の温泉です...
体の汚れを落とし、ジャバッと温泉に浸かった
久しぶりに入る温泉はとても体に良さそうな気がした
全身を纏ってくれるお湯が程よく体を刺激してくれる
甘露寺蜜璃
すごくいいお湯だったわね!
産屋敷 かなめ
はい
溜まった疲れも一気に解れた気がします
甘露寺蜜璃
今夜はもう遅いし、お泊まりねッ
産屋敷 かなめ
そうですね
蜜璃さんの鴉の元、私たちは街からそう遠くない藤の家紋の家へやってきた

藤の家紋の家は、私たち鬼殺隊に恩義を持っている方々で、怪我をした時や緊急の時におもてなしをしてくださるのだ
藤の家紋の方
良くぞいらっしゃいました
産屋敷 かなめ
本日はよろしくお願いします(ペコ
案内の元、お座敷にあがると、食事もお風呂も済ませてあるので、すぐに就寝した



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