炭治郎さんとのお話を終え、蝶屋敷を出ました
本当に、炭治郎さんとお話ができて良かった
日の呼吸が使える者をこの目で確かめる事ができた
私はあの兄妹を応援します
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
耀哉様に遣いを頼まれたので、私は屋敷を出ようとした時でした
突然、輝利哉が同行を求めてきた。
理由は分からなかったけれど、邪魔でもなんでもないのだから承諾した。
輝利哉と一緒に遣いかぁ...なんか、懐かしいな
・
・
・
遣いを終え、帰ろうとした頃には、日が沈み始めていた
本当にそれだけだった..
呼吸を使ってみたい。
人々を守ってみたい。
そう思ってから、当時の柱の方々や独学で鍛錬を積んだ。
そして今に至る
嬉しいなぁ..そんなこと思ってくれてるなんて...
きっと、、輝利哉なら兄様みたいな御館様になれるよ..
そうして、2人で屋敷へ戻るために足を進めていた
けれど...
私は輝利哉と手を繋ぎ、少し小走りになって屋敷への道を進んだ
でも、まだ屋敷への道のりは遠い
近くに見えた小さな青白い光
こういう時こそ、闇は近くなる...
そして、不幸は因縁かのように重なる
私は繋いだ手を強く引き、鬼に背を向けて逃げた
私は輝利哉を抱き抱えて全速力で走った
刀がない以上、この場から逃げるしか鬼から逃れる方法はない、けど..相手は飢餓状態
何としても追って来る...鬼相手じゃ身体能力も違う、、
シャキンと地面から飛び出てきた刃
私はそれを空中に飛んで避けた
鬼がそう言うも、しばらく何も起こらなかった
私はチャンスと思い、その場から離れようと走った
けど、1歩踏み出した瞬間、地面から黒い蔓が出てきて、私の足に巻きついた
蔓のようなもので動きを止められ、攻撃を避けることが出来なかった..
脚を刃で切りつけられ、立つのがやっとの状態だった
でも、そんなの関係ない..意地でも走ってやろう
そう思ってもう一度走り出した
怖い思いをさせてごめんなさい...
だけど、こんな時でも輝利哉は私を気遣ってくれるのね..
そんな輝利哉の想いは受け止めてあげたいけど、見捨てるという選択肢を私は知らないの
私は声を張り上げてそう言い放った
言うだけならいくらでも出来る..けれど、この場から抜け出す方法は簡単には出ない..
けれど
私も馬鹿だ..鬼が輝利哉を見逃してくれる保証なんてないのに
大嫌い、かぁ...それは確かに嫌だ..
私はその言葉に弱いもんなぁ...
2人で..屋敷に帰る。
決めた。
もう折らない..
next
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。