第26話

#17-試験
140
2023/04/01 17:01
凪紗}スゥー…ハァ…

JIN}気張らずに話してよ。リラックスしてさポンポン

SUGA}ヒョン。コーヒー入れましょ。

JIN}OK。

凪紗}私も手伝います。

SUGA}俺らがするから待ってな。

凪紗}…すみません。


コトッ

JIN}どーぞ。

凪紗}ありがとうございますペコ

RM}話せるようになったらでいいからね。

凪紗}はい。

JIMIN}それにしても、本当にあっという間でしたね。

J-HOPE}特別な期間だったね。

凪紗}はい。学ぶことが多くて、成長に繋がりました。

V}そう言ってもらえて嬉しいよ。

凪紗}本当にお世話になりましたペコリ

JUNGKOOK}僕もお兄ちゃんになれたかな?

凪紗}はい。とても頼もしい兄でした。

JUNGKOOK}よし!

SUGA}俺らも懐かしい感じでなかなか楽しかったよな。

RM}凪紗に驚かされる出来事ばっかりでしたね(笑)

SUGA}やる事、成す事全部が初めてだったな。

凪紗}そうでしたか?

JIN}あれは誰にもできないね(笑)凪紗だけの魅力がたくさんあったね。

凪紗}そう言ってもらえて嬉しいです///

ピピピ…ピピピ…ピピピ

RM}0時なりましたね。

JIN}凪紗、1ヶ月間…

BTS}お疲れ様!

凪紗}私こそ、お世話になりました!ペコリ

V}1人ずつハグしてってよ!

凪紗}え!?は、恥ずかしいです///

V}今更何言ってんの(笑)

JUNGKOOK}おいで!ギュッ

凪紗}…あ、ありがとうございました///

JUNGKOOK}こちらこそありがとっナデナデ

J-HOPE}来て来て!ギュッ

凪紗}ありがとうございました///

J-HOPE}うん!よく頑張りました!ナデナデ

JIMIN}凪紗ぁギュッ

凪紗}ありがとうございました///

JIMIN}本当にお疲れ様でした!ポンポン

V}次はぼくぅギュ

凪紗}ありがとうございました///

V}一緒に楽しいことしてくれてありがとうナデナデ

RM}…僕のとこにも来て?ギュ

凪紗}ありがとうございました///

RM}支えてくれてありがとね、ポンポン

SUGA}ほら、来いギュ

凪紗}あ、ありがとうございました///

SUGA}お前は最高だよ…ナデ

JIN}凪紗、おいで?ギュ

凪紗}本当にありがとうございました///

JIN}こちらこそ、幸せだよナデナデ

凪紗}次は…私の話をしますね。

JIN}ゆっくりね。

凪紗}コクリ…私は皆さんのことが大好きです。だからこそ、もっと大切な存在になりました。私は皆さんを信じたいです。でも…でも…

J-HOPE}ゆっくりでいいよ。

JUNGKOOKさんの大さな手で背中をさすられて、もう片方の手では私の手を優しく握ってくれた。

凪紗}本当のことを言うと…とっても辛かったです…信じたくても信じられない自分に腹が立つし、変にプレッシャーを感じて勝手に苦しくなって、それによって皆さんにご迷惑をおかけして…ポロポロ

SUGA}大丈夫、焦らなくていい。

凪紗}私は皆さんに何度も心配されて、本当だったらすぐにでもここから逃げて、二度と迷惑をかけない為に顔を合わせるつもりはありませんでした…グスッ

JIMIN}そうだったんだね。

凪紗}でも…でも、皆さんの元を離れたくなかったんです…こんな私にいつも気にかけてくれて、一回も見捨てずにそばにいてくれましたグスッ

RM}もちろんだよ。

凪紗}その温かさがもっと心を締め付けて、もっと自分が醜い存在に感じていましたけど、それ以上に皆さんが私を頼ってくれて、それが本当に幸せで…ポロポロ

SUGA}そうか、

凪紗}なので私は…私は…皆さんの判断にお任せします。

V}どうして?

凪紗}ここまで築き上げてきたのは皆さんです。私に決める権利はありません。

JUNGKOOK}そっか、

凪紗}…これからの未来を決める大きな決断なので、私のことではなく自分、防弾少年団、ARMYさんのことを考えて決めて下さい。


少しして、1人ずつアイコンタクトをとるRMさんが口を開いた。

RM}…凪紗、顔を上げてよく聞いて。

凪紗}はい。

RM}俺らは凪紗を迎え入れたい。もちろん、甘い決断なんて一切してない。でも凪紗と新たに進む防弾少年団は今まで以上にリスクが大きいし、上手くいく保証もなければ、サセンによって何が起こるかも分からない。

凪紗}先が…見えない…

RM}そう。だけど、凪紗となら進めると皆が言った。

凪紗}え…

J-HOPE}本当だよ?ニコッ

RM}明確な根拠は無いけど、この1ヶ月で皆の心が凪紗によって動かされた。第二章と称して新たに進んでいるように見えて、俺らは止まってたんだ。それを動かすのは凪紗…そう思ってる。

どうしても顔を上げることができない…

RM}凪紗はどうしたい?

凪紗}…これまで以上の迷惑…比にならならない程の事が起こるかもしれませんよ…

JUNGKOOK}僕らが全力で守る。

凪紗}殺害予告…それだけじゃ済まないかもしれないですよ…

JIMIN}僕らは強いから。

凪紗}いつか…いつか後悔する日がくるかもしれないですよ…

V}僕らは絶対しない。

凪紗}グスッ、今までよりも辛い道ですよ…

SUGA}俺らはどんな道だろうが進むだけ。

凪紗}私たち以外、誰もいないかもしれないですよ…グスッ

J-HOPE}僕らがいるから大丈夫。

凪紗}後には戻れないんですよ…ポロ

JIN}俺らは前しか見てないよ。

凪紗}…一生を捧げてもいいですか?ポロポロ

RM}うん。ここに誓おう。

RMさんが右手を拳銃の形にして出すと、それぞれ同じ形にして重ねた。

SUGA}凪紗も。

私も真似て、同じように重ねた。

RM}…どれだけ辛くても、どれだけ苦しくても必ずみんな隣にいる。何があろうともこの手を離さないことをここに誓おう。

J-HOPE}うん!

JIMIN}うん!

SUGA}あぁ。

V}うん。

JUNGKOOK}うん!!

JIN}うん。

凪紗}…はい!

RM}俺らが…

BTS}防弾少年団!

JIMIN}泣かないでよぉ(笑)ナデナデ

凪紗}こんな幸せ、初めてで…ポロポロ

JIN}夜が明けたら、報告に行かなきゃね。

J-HOPE}PDニムも泣いて喜ぶかもね(笑)

凪紗}目パンパンに腫れて会いに行くことになりそうです…グスッ

RM}そんなに泣かないでよ(笑)

JIN}あまりにも嬉しいかったんだもんね?(笑)

凪紗}うぅ…幸せですぅポロポロポロ

JUNGKOOK}あららら(笑)

V}脱水なっちゃうよ(笑)

BTS}(爆笑)

J-HOPE}ささ!あっという間に2時なっちゃいますから寝ましょう!

RM}そうだね。各自でゆっくり過ごそう。おやすみなさい。

BTS}おやすみなさい。

JIN}凪紗。ちょっと来て。

凪紗}はい…?


連れてこられたのはJINさんの部屋だった。

凪紗}なんですか?

JIN}言わなくてよかったの?

凪紗}…負担をかけたくないです。

JIN}本当にそれでいいの?

凪紗}はい。

JIN}…わかった。

凪紗}部屋に戻りm

ギュッ

JIN}辛い決断させてごめんね。皆、凪紗を愛してるから。

凪紗}ギュ信じてます。

JIN}うんナデナデ



こうして、私は防弾少年団のメンバーになった。



試験終了

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