第22話

#13-試験
164
2023/01/17 16:00
試験二十七日目

《JIMIN視点》

JIMIN}こっからトレーニングてことは、荷物取りに一旦戻るか。

JUNGKOOK}ジミニヒョンもトレーニングですか?僕もなので一緒行きましょ。

マネージャー}宿舎に戻りますか?

JIMIN}はい。

マネージャー}これから仕事別れるけどどうする?

凪紗}着いた方がいいところがあるのなら、そこに着きますよ。

JIN}俺はもう終わりだから。

RM}僕も大丈夫です。

J-HOPE}僕はマネヒョンが着いてくれるから。

SUGA}俺は事務所で会議だから大丈夫っす。

V}僕も明日に移ったから終わり。

JIMIN}俺とジョングギがこれからトレーニング。

JUNGKOOK}一緒にトレーニングする?

マネージャー}それでもいいんじゃない?最近、行けなかっただろうし。

凪紗}皆さんが大丈夫というのならそうさせてもらいます。私もそろそろ行かないといけなかったので。

RM}いいんじゃないかな。

マネージャー}そうしてもらいな。

JIMIN}じゃ、決まりね。

てことで3人でトレーニングに行くことになり、宿舎に行き着替え等をもってトレーニングルームに向かった。


トレーナー}今日は3人ですね。ジミンさんとジョングクさんは好きにしてもらって、サポート入れるようにしますね。凪紗さんは基本メニューに沿って進めますね。準備しますのでストレッチしておいて下さい。

JUNGKOOK}何するんですか?

JIMIN}もう少し腹筋を割りたいのと、腕かな。お前は?

JUNGKOOK}僕はウエストら辺を鍛えます。凪紗は何するの?

凪紗}今日はいっぱい走るみたいです。

JIMIN}何それ?(笑)

凪紗}ちゃんとした運動ができていなかったので、体力が落ちてきてるかもしれないので、そこを鍛えるみたいです。

JIMIN}でも、あの記録見たけどなかなかじゃなかった?

JUNGKOOK}そうそう。シャトルラン100回以上だったんだよね?

凪紗}たまたまですよ(笑)

JIMIN}そのジャージ事務所からもらったの?

凪紗}そうです。初めの記録とる時にいただきました。

JUNGKOOK}FILAいいよね。

凪紗}よく使わせていただいてます。

トレーナー}準備が整いましたので各々始められるようでしたら始めて下さい。

JIMIN}はーい。

トレーナー}凪紗さん。足がつったりしないようにしっかり伸ばすために、これでアーダコーダ…

JIMIN}本格的だな。

JUNGKOOK}相当走るんでしょうね。10kmくらい走るのかな?

JIMIN}そこまで走らないでしょ。ランニングとか500mダッシュとかじゃない?

JUNGKOOK}そうかもしれないですね。

JIMIN}また勝負しよ!

JUNGKOOK}いいですよ!ま、僕が勝ちますけどね!

JIMIN}先に100回腹筋、腕立て、バービー、ツイストプランク、最後に5km走った方の勝ちね。

JUNGKOOK}負けた方がご飯奢りで!

トレーナー}ペース配分考えてくださいね?それでは、よーい、スタート!

JIMIN}}1、2、3、、、、

JUNGKOOK}4、5、6、、、、

トレーナー}凪紗さんも軽くランニングからいきましょう。何kmくらいいきますか?

凪紗}うーん…

トレーナー}2kmくらいにしておきますか?

凪紗}はい!

トレーナー}では、スタートしてください。終わったらまた声をかけてください。


凪紗}フー…ランニング終わりました。

JIMIN/JUNGKOOK/トレーナー}え?!

トレーナー}まだ8分しか経ってませんよ?!

JIMIN}俺らもまだバービーしてるのに?!

トレーナー}疲れてないですか?

凪紗}はい。水分補給もしたので大丈夫です。

トレーナー}なら、5km走りながら歌うプランに入ります。歌の練習と体力向上を目指します。自分に合うペースを見つけてください。なるべく隣に着いて歌のサポートや呼吸法についてアドバイスしますね。

凪紗}よろしくお願いします。

JUNGKOOK}2km8分って軽くじゃないよね?

JIMIN}うん。それでこっから5kmでしょ?

JUNGKOOK}死んじゃうんじゃない?!

JIMIN}そこまではいかないって(笑)

バービーしながら話す俺たちを見て、

トレーナー}あなた達もなかなかバケモノですよ?(笑)

JIMIN/JUNGKOOK}(笑)

凪紗♪〜

JIMIN}like?バラードするなんて凄いな(笑)

JUNGKOOK}バラードが1番きついと思いません?

JIMIN}伸ばす部分が多いからね。でも、音切れてないね。

JUNGKOOK}まだ序盤ですし、これからでしょ!ウッシ!バービー終わり!

JIMIN}あ〜!待て!

トレーナー}少しトーンを上げてみてください。

凪紗♪↑〜

トレーナー}はい。その調子です。

JIMIN}すげ〜。全然安定してる(笑)

トレーナー}かなりいい調子ですよ。呼吸法も安定していますし期待通りですね。

JUNGKOOK}音程も外れてませんね!

トレーナー}普通ならもう呼吸が上がってくる子が多いんですよ。でも、まだまだ余裕そうですね。表情も歌声も感情がこもってますから。

JIMIN}仕事終わりで疲れてるはずなのに凄いですよね。

トレーナー}それはこちらのセリフです(笑)疲れてませんか?

JIMIN}結構、ヤバくなってきました(笑)

JUNGKOOK}僕はまだ大丈夫だなぁ(笑)

JIMIN}ま、冗談だけど?

凪紗♪〜

JIMIN}ゆっくりしてたから2曲目行っちゃたじゃん!

JUNGKOOK}次はI Need Uだ。懐かしいなぁ。

トレーナー}凪紗さん。次はトーンを下げてみてください。

凪紗♪↓〜

トレーナー}いい感じです。距離も…(笑)

JIMIN}何mですか?

トレーナー}5分で1300mです(笑)

JUNGKOOK}歌ってるのにその速さはヤバすぎ(笑)

JIMIN}これはヒョン達に言わなきゃ(笑)

トレーナー}お2人もそろそろ走りますか?

JUNGKOOK}20回でいきます!

JIMIN}30回です!

JUNGKOOK}僕の方が優勢だね!

JIMIN}ここから巻き返すから待っとけって(笑)

凪紗}フー…

トレーナー}そろそろきつくなってきましたか?

凪紗}同じ景色を見ているので少し飽きてきました(笑)

JIMIN}疲れたんじゃないんかい!

トレーナー}今2kmですね。

凪紗}あの、ダンス動画見ながらでもいいですか?少しでも覚えたいので。

トレーナー}いいですね!そうしましょう!タブレット持ってきますね!

凪紗}ありがとうございますペコリ

そんな会話を走りながらする凪紗と、それをツイストプランクしながら見守るジョングギと俺(笑)

JIMIN}なかなか異様な空間だな(笑)

JUNGKOOK}凪紗って、なんかしてた走り方してないですか?綺麗というか、よくわかってるというか。

JIMIN}知らないの?あいつサッカー部で選抜駅伝メンバーだったらしいよ。

JUNGKOOK}だからあんなに綺麗なのか〜。納得、ということで先に走りマース!

JIMIN}すぐ追いつくから待ってろ!(笑)

JUNGKOOK}隣で走らせてもらうね!

凪紗}はい!

JUNGKOOK}何のダンス動画見てるの?

凪紗}ONです。

JUNGKOOK}見て覚えられる?俺らでも苦戦したのに。

凪紗}少しでも覚えておかないと遅れをとるので、頑張るんです(笑)

JIMIN}仲良く話してるところ失礼。俺も隣にいるね!

凪紗}あ、はい(笑)

JUNGKOOK}ちょっと?今僕のターンじゃないんですかぁ?

JIMIN}関係ないでーす。

トレーナー}仲良くなりましたね(笑)


凪紗)タン、タタタタタ…ワンエンツー…フー…

JUNGKOOK}集中してるから気づいてないと思うけど、速度が上がってる(笑)

JIMIN}脚長いから圧巻だな(笑)

JUNGKOOK}今4kmになりましたよ。

トレーナー}凪紗さん。あと1kmになりましたので、歌に戻りましょう!

凪紗}はい。

凪紗♪〜

JIMIN}DNAかぁ。これも懐かしいね。

JUNGKOOK}この歌で頑張るぞ!タタタタタ!

JIMIN}まてー!タタタタタ!



凪紗}フゥー、、終わりましたぁ…

トレーナー}お疲れ様でした!水分補給して楽にしていてください!

JIMIN}何分でした?

トレーナー}えー、20分です(笑)

JUNGKOOK}お疲れ様!よくやった!

JIMIN}本当に凄いよ!

凪紗}さすがに疲れました(笑)

トレーナー}もし本気で走ったらどのくらい早いんでしょうね(笑)

凪紗}以前、計った時は17分台でした。なので、少し落ちちゃいました。

トレーナー}だとしても、歌いながらでこの記録は凄いですよ!

凪紗}ありがとうございますペコリ

トレーナー}お2人も残り4kmないので頑張ってください!

凪紗}頑張って下さい!



JIMIN/JUNGKOOK}どうわぁ!づがれだぁー!

トレーナー}全体のタイムは、ジミンさんが47分25秒で、ジョングクさんが47分なので…

JUNGKOOK}勝ったー!

JIMIN}くやしー!

JUNGKOOK}ご飯ありがとうございますペコッ!

凪紗}お疲れ様でしたー!

トレーナー}皆さんお疲れ様でしたー!今日はこれで終わりますので、クールダウンしてください!

JUNGKOOK}今…9時か。

JIMIN}これから行く?

JUNGKOOK}いや、また今度にしましょ!せっかく絞ったのがゼロになっちゃうので!

凪紗}トレーナーさん。体重計ありますか?

トレーナー}こちらにありますよ。

凪紗}使ってもいいですか?

トレーナー}どうぞ〜。

凪紗}ありがとうございます。ヨイショ

ピピピピ…

トレーナー}これは…うーん…

凪紗}まずいですか?

トレーナー}身長測ってみますか、

凪紗}はい。

トレーナー}んしょ、えっと…170,8cmですね。

JIMIN}俺らも見ていいやつ?

凪紗}どうぞ。

JIMIN}170,8の…46,5?!

JUNGKOOK}ちょちょちょ!死ぬって!

凪紗}おかしいですね…フフッ

JIMIN}いやいや!笑い事じゃないでしょ!

JUNGKOOK}ご飯食べてる?!

凪紗}一応、それなりには食べてるつもりです。

JIMIN}今日何食べた?

凪紗}今日は…あれ?食べたんでしたっけ?

JUNGKOOK}僕が見てた限り何も食べてないよ!

凪紗}あ〜、今日はたまたま食べてないだけですよ(笑)

トレーナー}食生活トレーニングしますか、

凪紗}え?!

トレーナー}これはちょっと危なすぎます!

凪紗}でも、あれだけ走れましたよ?!

トレーナー}つべこべ言わず、ご飯を食べる時間を作りなさーーーーい!

凪紗}…はい。

JIMIN/JUNGKOOK}(爆笑)

トレーナー}お2人やメンバーの皆さんと協力してご飯を食べさせる時間を作ってあげてください!

JUNGKOOK}おまかせください!ピシッ!(笑)

トレーナー}少しずつ量やものを変えて健康な食事になるように作ってきますので、明日お渡しします!

凪紗}そんなそんな、いそがs

トレーナー}とにかく明日渡しますから従って生活して下さね!

凪紗}はい…

JIMIN}あーらら(笑)

JUNGKOOK}これもヒョン達に言わなきゃ(笑)



帰りの車で、凪紗が若干トレーナーさんに脅えてた姿が子猫のようで可愛かったのは、頑張った俺とジョングギの特権ね!

宿舎でこの話をしたら、ナムジュニヒョンとホビヒョン、テヒョンは爆笑して。上2人は言わんこっちゃないみたいな目をしていたな。そりゃ痩せすぎだもんね。そうなる気持ちも分からなくは無い。

とは言え、凪紗は少し落ち込んだ様子でいたね(笑)



試験二十七日目終了

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