あれから月日が流れ今日は卒業式
本当にあっという間だな··友達との別れをかみしめ俺は家へと帰ることにした。
ふと巫女さんの事が気になり神社へと向かうことにした
お金?命?どうゆう事だ?あの二人って両親?優美って?俺は何が何だか分からない
巫女さんの口調が変わるほど怒ってる·····?表情はあまり変わってないように見えるけど·····
俺はただ見てるしかなかった
巫女さんは手で顔を覆うと泣き始めた
巫女さんがそう叫ぶと強く白い光が当たりを包んだ。
なんだ!?眩し!
あの感じ··姿は違うけど、さっき巫女さんの体を借りてって言ってたし··これって巫女さんの過去?書こというより記憶··なのか?
なんて悲しそうな声で··
この巫女さん··こんな酷い扱いを··
なんて弱々しく今にも消えてしまいそうな声··
何言ってるんだ?この人···自分の子供だぞ?
そう言うと2人は巫女さんの頭を木の棒で
ガっ!
そこで巫女さんの記憶は途切れていた。
どうやらあの両親は命を奪い巫女さんの心臓を妹さんの体に移植したらしい。
なんて酷い··光が無くなると巫女さんの両親は倒れていた
2人とも泣いていた
泣きながら巫女さんに優美さんは聞いた
優美さんは目に涙をため、嬉しそうにそして少し悲しそうな表情で巫女さんを見た
巫女さんが笑った。俺、巫女さんが笑ったの初めて見た
なんか俺色々とすごいの見ちゃったな···( ̄▽ ̄;)まぁいいや、帰るとするかな。
こうして俺は家と向かった
これが噂の巫女の話
今見た事は内緒にしてこれから先の人生楽しもう!
自分の人生は親や家族に決められるものじゃない。アドバイスとして取り入れるかもしれない、けど最終的に決めるのは自分自身だ。駄目、無能、役立たずなどの言葉の暴力で傷つけあうなんで誰も喜ばない悲しみしか生まれない。そんな悲しみがいつか無くなればいいな·····そう感じた俺だった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。