松村「…」
『ビクッ))…』
松村「またお兄さん?」
『うん』
松村「俺にも構え」
『ふふっ,ほく可愛い』
『ギュー))いっぱい構ってあげる』
松村「ギュー))…」
『あ、ほく』
松村「ん?」
『明日車借りてい?』
松村「いいけど、どっか行くのか?」
『ちょっと病院に』
松村「病院のどこ?」
『産婦人科』
松村「妊娠してんの?」
『ここ3ヶ月生理来てなくて』
松村「俺も明日offだから一緒に行っていい?」
『ほく居てくれた方が安心するかも』
次の日
看護師「松村さん 松村雛さん中へお入りください」
『はい』
松村「子供出来てたら名前とか考えないとな」
『うん…』
検査終わり
先生「妊娠3ヶ月です おめでとうございます」
『ありがとうございます』
松村「ひな、俺世界一嬉しいかも」
『世界一って笑』
『ありがとうございます』
先生「次の検診は2週間後です」
『分かりました』
松村「2週間後か」
『ほく仕事?』
松村「offだよ」
『一緒に着いてきて?』
松村「いいよ」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!