第85話

風邪
221
2026/03/29 09:04 更新
あなた
うーん…何か調子悪いな
イルミ
大丈夫?風邪?
あなた
そうかも…
あなたの下の名前は除霊から戻ってくると不調を訴える


そしてイルミに今日は先に休むと、早々に布団へと潜った
イルミ
明日病院行きなよ。長引いても困るし
あなた
わかった〜…
イルミは本当に調子の悪そうなあなたの下の名前を撫でてやると、その手が気持ち良いのか直ぐにあなたの下の名前は眠りについた




翌日、あなたの下の名前は何とか身体を起こすとイルミに言われた通り、病院へと来ていた
イルミはついていこうか?と言っていたが、人が多いからとあなたの下の名前が断り、1人で訪れた


診察を待っていると、順番に呼ばれそしてあなたの下の名前の名前が呼ばれると診察室へと案内される
医者
キル子さん…ですね。まずは症状を聞かせてもらえますか?
医者に言われ、淡々と自身の症状を話す


すると診察をしたのち、一度廊下で待っていてくれと指示を受ける


暫くすると、看護師に呼ばれ再び診察室に入り座ると先程の真剣な表情とは打って変わってニコニコとした顔をする医者はあなたの下の名前にこう告げた
医者
おめでとうございます、妊娠5周目ですよ
あなた
…え
あなたの下の名前はその後、医者から産婦人科をいくつか紹介されると、病院を後にした











玄関の開く音が聞こえると、先程連絡のあったあなたの下の名前がリビングへと入ってくる




すると、出ていった時と変わらず体調は優れていなさそうなのにどこか興奮気味のあなたの下の名前
イルミ
お帰り。どうだった?
あなた
イルミ…
イルミ
なに?やっぱ風邪だった?
あなた
…に、妊娠…してた
イルミ
…え?
あなたの下の名前の突然の告白に固まるイルミ


しかし、じわじわと言葉の意味を理解すると直ぐにあなたの下の名前を抱きしめる
イルミ
やったじゃん。ほら、だから心配するなって…
あなた
そ、それでね…えと、双子、だったの
イルミ
…遺伝子感じるね
ほんとにねと笑うあなたの下の名前をイルミはとりあえずソファーへと座らせると、額にキスをする
あなた
なんか…夢みたい
イルミ
ようやくだね。でも、そうか…
イルミはふと考え込むと、再びあなたの下の名前の方を向く
イルミ
とりあえず、父さんには伝えて良い?
あなた
え…でも、まだ安定期じゃ…
イルミ
それも含めて、ゾルディック家ウチの専属医の方が何かと都合がつく
あなた
…わかった
そしてイルミが連絡を翌日ゾルディック家へと来るように言われた









イルミ
ただいま…
シルバ
あなたの下の名前は大丈夫なのか?
家に着くや否や、シルバはあなたの下の名前の心配をする


イルミから報告を受けた時からずっとこの調子だった



イルミ
とりあえず、先に専属医に診せてる。落ち着いてよ父さん
キキョウ
昔から、こうなのよ
シルバとは違い、落ち着いた様子のキキョウ

やはり経験からなのか、女だからなのかこういう時の心構えが違う
イルミ
(母さんの方が、もっとリアクションすると思ってたけど…)
すると、診察の終わったあなたの下の名前がリビングへと通され、皆と対面する
あなた
あ…今終わりました〜
いざ目の前に現れたら現れたであぁ…と固まるシルバ

きっとどう声をかけるべきかと悩んでいるのだなとイルミは察する


キキョウ
あなたの下の名前ちゃん、体調はどう?気持ち悪いとか、何かあればすぐ伝えちょうだいね?
すかさずキキョウが出迎え、あなたの下の名前の手を取る


すると続くようにシルバもようやく声をかける
シルバ
専属医はなんと?
あなた
あ、はい。間違いなく妊娠、していますと…
その言葉を聞くと、キキョウは嬉しそうにあなたの下の名前を抱きしめ、シルバも少し後ろで喜びを噛みしめる
キキョウ
よくやったわ!あなたの下の名前ちゃん!
あなた
い、いやぁ…ははっ(なんか、恥ずかしすぎるんですけど…)
あなたの下の名前は困り、イルミを見るすぐにキキョウを離す
イルミ
とりあえず、あなたの下の名前をまたうちで面倒見るってことで良いよね?
シルバ
あぁ、それはもちろんだ。おい、すぐに準備をするぞ
シルバは近くの執事に指示を出す


そしてあなたの下の名前は再びゾルディック家での生活が始まった









あなた
『て、ことなんだけど』
重千代
『そうかい…そろそろだとは思っていたけどね。京矢の奴には伝えたのかい?』
あなた
『やっぱ師匠は何でもお見通しだね!京矢にはもちろん伝えたよ。既に叔父さん面だった(笑)…それで、仕事の件なんだけど…』
重千代
『わかってるよ。暫くの長期休暇だ…そのかわり、しっかりするんだよ!良いね!』
あなた
『はーい…じゃ、また』
安定期にも入り、あなたの下の名前の悪阻も落ち着いた頃ようやく重千代にも連絡を入れた


しかし、重千代も気づいてはいたようで、なるべく負担の少なそうな仕事ばかりを回していたのだ


イルミ
…どうだって?
あなた
うん。長期休暇だって。でも、ずっと前から気づいてたみたい
あなたの下の名前が笑いながら言うと、だろうねとイルミは返す



そしてあなたの下の名前の額へとキスをすると行ってくると仕事に向かった




あなた
うーん…運動はしなきゃだし、お散歩でも行くか
あなたの下の名前は部屋を出ると、屋敷をウロウロと巡回する

すると、慌てて後ろから声をかけられた
アマネ
あなたの下の名前様!出歩く際は声をかけてと…!
あなた
アマネ!…ごめんごめん
あなたの下の名前は笑いながら謝ると、怒られるのは私なんですからね!と少し怒りながらアマネに言われてしまった
アマネ
何処へ行くつもりだったんですか?
あなた
何処ってのはなくて…ちょっと運動がてらプラプラ散歩しようかな〜って
アマネ
それで勝手に出歩いたんですか…はぁ…
あなたの下の名前と並んで歩くアマネはため息をつくと見つかってよかったと安堵の息を漏らす
あなた
アマネ忙しそうだったし、声かけちゃ悪いかと思っとんだよー
アマネ
私の今のメインはあなたの下の名前様の警護です。最優先事項!
あなた
別にもう平気なのに…
あなたの下の名前が言うと、そうは行きません!とまた怒られてしまう
アマネ
安定期に入ったとはいえ、イルミ様のお子を2人も身籠られてますし、第一、一人にして何かあってからでは取り返しがつかないですからね!
あなた
もー。相変わらず過保護
アマネ
それに、またあなたの下の名前様にこうして会えました。…す、少しくらい頼ってくれても…
あなた
アマネ…
照れながら言うアマネにあなたの下の名前はなんて、ツンデレな…と言うとまた怒られてしまった
暫く2人でうろついているとキルアとすれ違う
キルア
あれ、今日は出てんの?
あなた
うん。適度に運動しなきゃだし
アマネ
また勝手に出歩こうとしたんですよ…
キルア
そのうち親父に怒られんぞあなたの下の名前
アマネにチクられてしまい、キルアにまで怒られるあなたの下の名前


そんなに怒らなくても…としょぼくれると2人からまた自業自得!と言われてしまった







イルミ
あなたの下の名前、また一人で出歩こうとしたんだって?
あなた
イルミにもチクられた!!
帰って来たイルミに早速怒られ、アマネのおしゃべり〜!!と騒ぐと優秀な執事だよとイルミに黙らされる
あなた
だって…
イルミ
次勝手な事したらツボネに変わってもらうからね
あなた
!!…気をつけまーす…
あなたの下の名前は容赦のないツボネを一度だけ見たことがあり、その時一緒にいたゴトーと共に冷や汗をかいた事を思い出した
あなた
(優しいけど、威圧感半端ないんだよなあ…)
あなたの下の名前がそんな事を思っているとイルミがお腹を撫でてくる
イルミ
目立ってきたね
愛おしそうに見つめながら撫でるイルミの手に重ねるようにあなたの下の名前も手を乗せる
あなた
2人いるからね。…今日の診察でも、順調に育ってるって言われた
イルミ
それは何より…でも無茶はしないで。だんだん、足元も見えてないでしょ
あなた
まぁ…確かにいろいろ不便になりつつあるかなぁ
そう言うと、だったら余計に屋敷内でも一人はだめだとまた注意を受ける


そしてあなたの下の名前を気遣いながらベッドへと横向きに寝かせ、クッションを挟む

あなた
…キキョウさんからいろいろ教えてもらえてよかった
イルミ
この方が負担少ないって言ってたしね
イルミはあなたの下の名前の頭を撫でながら言う

その後キスをすると、お互い微笑み目を閉じた



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