『はあ…』

ああああああああ。←

1人でお正月とかなんか悲しい…

私の家ではお正月はいつもお母さんがいない。

お正月は仕事が多くて、なかなか帰ることもできないらしい。

お父さんも弁護士としての仕事が山積みで、なかなか帰ってこない。

だからお正月は私と妹の2人だけ。

なんだけど…今年は妹がイギリスに留学しちゃったから、私1人。

『せっかくおせち料理つくったのに…』

メンバーも家族と過ごしてるんだろうなあ…

いいや。

1人で食べよう。

『いただきま…』

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

え、誰…？

お正月に来る人なんかいないはず…

そう思いながらも、ドアを開けると。

健人「あけおめ！」

勝利「ことよろ！」

『え、あ、え？』

健人「あ、やっぱりぼっちだったな！」

ぐはっ！（（

『いたいところつかないで…』

勝利「俺ら一緒にいてあげようか？」

『え、いいの？
2人とも家族と過ごさないの？』

健人「それがですねえ、お仕事が忙しくて家に帰れないんですよ 笑」

『ああ…なら一緒にいてもらっていいですか？』

勝利「もちろんOK！！」

『ふふ、ありがとうﾆｺｯ』

♡o｡+..:*♡o｡+..:*♡o｡+..:*♡o｡+..:*♡o｡+..:*

健人side

健人「うまっ！
まじうますぎるんだけど！」

勝利「勝手に箸が進む！」←

『……んん』

ねむい…ねむすぎる…

健人「花乃、大丈夫？」

『…え？』

健人「調子良くなさそうだけど」

『すっごいねむくて…』

勝利「今日何時間くらい寝た？」

『えっと…2時間？』

勝利「え、まじ！？
なにしてたの！？」

『かるたの練習…
明後日がクイーン戦だから…』

健人「気持ちはわかるけど、ちゃんと寝ないと！」

『ごめんなさい…』

勝利「いま少し寝なよ
明後日が本番なんでしょ」

『わかった…ねる』

私は近くにあったソファで眠りについた。

健人「2時間しか寝てないとかやばいじゃん」

『ｽｰｽｰ』

勝利「仕事もあって、学校もあって、それでかるたもあるんだから、すっごい疲れてるはずだよね」

健人「だよな…」

本当に花乃はむりしすぎなんだよ。

少しくらい休まないと。

『かいと…』

勝利「寝てる時も彼氏の名前言ってるんだ 笑」

健人「それだけ髙橋のことが好きなんだな」

勝利「そうだね」