第3話

寮生活の始まり
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2020/08/24 13:33



お母さんに早速相談した。



そしたら



まさかの YES だった。



“ 貴女が判断したのなら反対はしないよ ”



と言われた。


素直に嬉しかった。



寮生活も決まった事だし、他の準備をしようと思った。


勉強、メイクなど様々な準備をした。


メイクは、既に習得している姉から学んだ。


勉強はこつこつと頑張ってきた。



そして、ついにこの日が来た。



入学式。



クラスは1組。


クラスに知ってる人はいなかった。


これで、“高校デビュー”が出来ると思った。


が、そんな簡単にはいかなかった。


それを知るのはまだまだ後の話。





この五十嵐高等学校の噂は全てを把握していると思っていたが、


1つだけ知らなかったことがあった。



という話を知るのも後の話。








部活かぁ…


そうだ。この高校に入ると決めた時に、同時に、

部活に入ることも決めていたんだった。


でも、迷ったんだよなぁ…



1番は、野球部のマネージャー。


2番は、美術部。


美術部は、ただ単に入ってみたかった。

こう見えて、美術の成績はいつも5。

何故か才能があるらしい。


勉強が嫌な時、いつも絵を描いてたからかな。


でも、マネージャーがやってみたかった。


掛け持ちなんて大変だろうし


マネージャーでもやろうかな。


よし、決めたことはやる。









それに、今マネージャーがいないらしい。
あなた

い、1年1組の山内あなたです…、、。前までソフトボールのクラブチームに入ってました。よろしくお願いしますm(_ _)m

相葉先輩
へぇ!!ソフトボールやってたんだ…もしかしてエース…?
あなた

あっ、はい、そうです!!

二宮先輩
へぇ〜、すげぇ〜
松本先輩
じゃあ、ルールとかは分かるよね
あなた

あっ、はい!

相葉先輩
あなたちゃんね…覚えたよ☺️
あなた

えっ、あ、ありがとうございます…!!




私の他にマネージャー志望者は1人居た。



彼女の名は、佐藤杏果さとうももか



ド田舎から引っ越して来たのだという。


同じ寮学生だった。



佐藤杏果 モモカ
佐藤杏果です!!えっと…、特にソフトボールや野球はやってこなかったですが、1度マネージャーをやってみたいという思いで、志願しました…、、真面目にやりますので、よろしくお願いします!!




時は流れ、その日の帰る時間になった。





佐藤杏果 モモカ
あなたちゃん!!まだ決まっては無いけど、もしこの2人だったらよろしくお願いします!!
あなた

杏果ちゃん!!こちらこそよろしくお願い致します!!💦

佐藤杏果 モモカ
もし、良かったらルールとか教えて欲しいです☺️
あなた

もちろんですよ☺️




喋った感じ、とても性格良さそう。




こういう私の勘は外れないのだ。、



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