┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
、
、
しばらして着いたのは町外れにある小さな甘味処
暖簾をくぐると、優しく出迎えてくれるあなたさん
16にして、この甘味処の店主であり、
密かな私の想い人だ
適当な席に座り、厨房の彼女を眺める
不意に出た名前に、思わずたじろぐ
注文した団子とお茶を置きながら、あなたさんは笑った
他に客がいないせいか、そのまま彼女は、私の向かいに座る
先程の意地悪な笑みから一変、優しく微笑むあなたさん
あぁ、こういうところだ
こういう彼女のあたたかいところに惹かれて、
私は、この店に足繁く通ってしまうのだ
話す度、ころころと変わるその表情に、
私の頬が自然と緩んだ
、
、
気がつくと、空が茜色に染まっていた
勘定をして、店を出る
「勉強、頑張ってね」
その言葉に軽く手を振り、帰路についた
やがて、私が忍術学園を卒業し、あなたさんに求婚、
そして祝言を挙げるのは、しばらく後の話である
--------キリトリ線--------
こんにちは!茉莉彩です!
リクエストはいただいてませんが、書いてみました!
いかがでしたか?
よかったら、お気に入り登録で、更新通知を受け取れるようにしてくださいませm(*_ _)m
まだまだリクエストもお待ちしております!
また次回!
ばいちゃ(*・‐・*)/
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。