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しばらくすると、また襖が開いた
いつも優しく気にかけてくださる土井先生が来たことにより、
一気に緊張がとけ、思わず抱きついて号泣した
そんな私の背中を優しくさすってくれる土井先生
本当に保父さんのようである
全く…. と懐からハンカチを出し、土井先生は拭ってくれる
マジイケメンすぎる結婚しよ 泣)
気持ちがだいぶ落ち着いてきたタイミングで
土井先生が私を自分の体からゆっくり剥がした
下級生も吸血鬼状態だと、新野先生はおっしゃっていた
ならば、1年は組の担任である彼も、良い子達の血の標的になっているのだろうか
そう思って聞くと、土井先生は不意に俯いた
そう言うが早いか、土井先生は私の項部分に牙を突き立て、
そこから滴る血の雫を妖しく舐めとった
その瞬間、私は気を失ったように力尽きるのだった
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重い瞼を無理やりこじ開ける
どうやら私は、寝てしまっていたようだ
ふと顔を上げるとそこは教室で、
隣ではタカ丸さんが、心配げに私を見つめていた
スパンッ
あぁ、そういえばそうだったっけ……
夢見が夢見だっただけに、医務室に行くのは気が進まないが、仕方ない
よっこいせ と腰を上げる
心配そうに声を掛けてくれるタカ丸さんに礼を言い、医務室に向かった
スパンッ!
ふと顔を上げた伊作先輩は私を見て固まる
まさか、と思った
背筋が凍る
伊作先輩の口元からは、小さな牙が覗いていた
--------キリトリ線--------
こんにちは!茉莉彩です!
💣🖤🐹 ミー さんからのリクエスト第3弾!
ありがとうございました!
こんな感じでいかがでしょうか?💦
細々とした設定は反映することができませんでした
力不足てすみません💦💦
よかったら、お気に入り登録で更新通知を受け取れるようにしてくださいませm(*_ _)m
リクエストもお待ちしております
また次回!
ばいちゃ(*・‐・*)/
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!