第81話

81.
532
2020/02/26 11:11
You
You
クシュン
グク
グク
バカ、そんな格好で外に出てるかだろ
ほら中はいんぞ
グイッ
You
You
も、もう少しだけいたい…
なぜかわからない
けどもう少し、もう少しだけグクオッパとここにいたくて
私は中に入ろうとしてたグクオッパの服の裾を引っ張った
グク
グク
はぁ、ったく
You
You
あ、…
グクオッパ…行っちゃった…
そりゃあ仕事で疲れてるもん嫌、だったよね
You
You
グスッ
あれ…なんで私、泣いてるの…?
けど涙が止まることはなくてそのまま外で泣いてると
バサッ
You
You
へ?
しゃがんでた私の上に何かが落ちてきた
この匂い…
見てみると、黒色のパーカーだった
グク
グク
寒いだろ、それ着てろ
You
You
え…?
グク
グク
それなら少しは寒くないからまだ入れるだろ
だから着てろ
You
You
グスッ…
グク
グク
は?ちょ、なに泣いてんだよ
You
You
だって…だって…(泣)
オッパが、グスッ…呆れて中にはいっちゃったのかと思って、グスッ…嫌われたかと思って…泣
グク
グク
あーったく、そんなことで泣くなよ
You
You
だって…泣
グク
グク
俺はお前のこと嫌いになったりしないから、な?
そう言ってグクオッパは頭をなでてくれた
グク
グク
ほら、せっかく持ってきてやったんだから着ろよ
そう言って私にグクオッパのパーカーを着させてくれた
You
You
あり、がと…
グク
グク
ふㅋ
素直でよろしいㅋ
そんなことよりパーカーを着てるとすごくグクオッパの匂いがして
グクオッパにハグされてるみたいな感覚
って、私なに考えてるの!
You
You
///
グク
グク
あなた?
顔赤いけど熱か?
するとグクオッパの顔が私の顔に近づいてきて
グクオッパのおでこと私のおでこがくっついた
グク
グク
特に熱は無さそうだけど
You
You
カァー/だ、大丈夫だから!/
グク
グク
そうか?
あんま無理すんなよ
You
You
うん
誰のせいだと思ってるの
全部グクオッパのせいなんだから

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