グクside
目を覚ますと隣に違和感を感じて
窓から差し込む太陽の光が眩しくて
ゆっくりと目を開けるとヒョンたちが見つめていて
隣を見るとあなたが俺の肩に寄りかかりながら
可愛い顔して気持ち良さそうに寝ていた
それはまるで赤ちゃんみたいだった
その寝顔は妹のあなたにそっくりで思わず笑ってしまった
思わず笑ってしまった俺にヒョンたちは気づいたのか
あ、そういえば俺最近全然寝れなかったんだ…
それで昨日も眠れなくて…
昨日は確か…
いつも通り寝れなくて、起きてたら
誰かがベランダに行ったから行ってみたらあなたがいて…
そんな感じでガヤガヤしているヒョンたちはおいといてあなたを起こそうとしたら
あなたが目を覚ました
俺に気づいたあなたは驚いているようだった
きっとあなたも昨日のことを忘れているんだろう
そんな驚いている顔ですら可愛い…
って、なにいってるんだ俺は
あなたはただのヒョンの妹でこれから一緒に住むというだけの関係
それ以上でもそれ以下でもない
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。