第85話

85.
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2020/03/02 14:45
テヒョンside
俺が朝目覚めると何やらソファーのところで賑わっているヒョンたち
けど俺はそこに行きたくない
なぜならそこでグガとあなたが二人で寄り添って寝ていることを知ってるから







昨日の夜
シンと静まり返ったリビング
さっきまではあんなに賑やかだったのに
ヒョンたちや、ジミナ、グガ、あなた、みんなは寝たみたい
けど俺は寝れない
体はすごく疲れて寝たいはずなのに
どーしてだろう
隣であなたが寝てるからかな
全然寝れない
ジミナはぐっすり寝てるみたい
まぁそーだよね、あなたはジミナの妹だもんね
俺は目を瞑っていればいつか寝れると思って目を瞑っていれば
隣からガサゴソと音がしたと思えば
ベランダに通じる窓が開いた音がして
きっとあなただ
あなたも寝れないのかな
俺はそう思い、自分も眠くないからあなたのところに行こうとしたとき
またガサゴソと音がしてベランダに通じる窓が開いた音がしたんだ
誰だろう
そう思った俺はこっそり見たんだ
でもそれがいけなかったのかな
そこにはあなたとグガの姿があって
何かを話している
それから二人の様子を見ているといきなり二人は抱き締めあった
俺は驚くとともにすごく胸が痛かった
あぁ、そうか
俺はあなたのことがこんなにも好きなのか
それから俺はそんな二人の姿を見たくなくてもう一度布団に入って寝ようとした
けどどーしても二人のことが気になって寝れない
そんなことを思っていると窓が開いた音がしてグガだけが出てきた
あなたはベランダで…
泣いてる?
ねぇあなた、なんで泣いてるの?
もしかしてグガに泣かされたの?
そう思いあなたのところに行こうとしたらまたグガがどこからか戻ってきて
あなたにグガのパーカーを貸していた
あ…グガがあなたの頭をなでてる
なんで?なんであなたはそんなに顔を赤くしているの?
そう思った次の瞬間二人の顔が近づく
うそ…だろ
今ので俺は相当傷ついているのに神様はひどい
また俺に傷を追わせるかのように
あなたからグガに抱き締めた
そして笑いあってる二人
あなた…どうして
さっきはグガのせいで泣いていたのに
なんでグガにはそんな顔をするの
あなたは俺たちの前では見せたことのないような顔をグガの、前ではしてた
そして二人が部屋に入ってきたので俺はとっさに目を瞑る
もうさすがに二人とも寝るだろうと思えば
二人はソファーに座りこみなにやら楽しそうに話している
二人は寝ているヒョンたちやジミナのことを思ってか小声で話しているが
二人が笑いあって楽しそうに話していることはすぐにわかった
そんな中、俺は寝れるはずもなくてただただ二人が寝るのを待った
その時間はとても俺にとっては地獄の時間で
早くこの時間が過ぎ去ってほしいと思うほどだった
すると二人の話し声も聞こえなくなり二人でソファーで寝たのは見るまでもなくわかったことだった
本当だったら今頃、あなたは俺の隣で寝ているはずだったのに…
なぁグガ
グガはあなたのことどう思ってるが知らないけど
俺はあなたのことが好きだよ
お前なんかにあなたは渡さないよ
今まではマンネだからといって譲ってきたことがあったけど
今回は譲らないよ
マンネだからといって容赦はしないからね
そう心の中でグガに呼び掛けながら俺は眠りについた

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