稀咲がクビ?
なんで?
わかんね
何言ってんだよマイキー…?
冗談だろ?
こんな場で冗談なんて言わねぇよ
クビだ
待ってくれ…オレが抜けるのなら
あなたも一緒に抜けることになるんだぞ…!?
…っ
え?
なんであなたさんが?
あ?
あなたはオレの手下だ…
オレがクビならコイツだって…!
あなたは今日から東卍の一員
つまり俺の下につく
オマエの下じゃねぇ
まいきっ…
ッ…あなた!
ッ…
鉄太君は焦った顔をしてこちらに近づいてきた
オマエは俺の手下だろ…?なぁ?
不気味な笑みのまま私の腕をつかもうとする
やめっ…
あなたに触んじゃねぇよ
圭介が私の前に立って食い止める
けーすけ…
…チッ……
鉄太く…
オイオイ待てよマイキー
稀咲がクビなら当然オレも東卍を出る
つまりよぉ
東卍総勢450人のうち
元愛美愛主50人 元芭琉覇羅300人
全て抜ける
そしたら東卍は100人に萎んじまうんだぜ?
それでもいいのか?
構わねぇ
そもそも東卍はデカくなりすぎた
あ?
デカくなりすぎた…?
何言ってんだよマイキー!!
それが東卍の目的だろ!!?
なら
聖夜決戦 をけしかけたのも
東卍をデカくするためか?
ッ
タケミっち達をけしかけ
大寿を殺させる為に柚葉にナイフを渡した
三ツ谷と千冬から全部聞いた
そう
私と圭介含め、幹部みんな
千冬と隆から話を聞いた
東卍をデカくする為…お前の汚ぇ
やり口にも目を瞑ってきた
それももう終わりだ
言い終わるとマイキーは振り返って
奥に戻ろうとした
違う…!!!
アンタは弱ってた
大寿は東卍を脅かす存在だ!!
オレはアンタの為に動いたんだ!!
鉄太君はマイキーの後を追って
階段を登ろうとした
オイ!
うっ
誰が前に出ていいつったよ?
ケンチンが前に出てそれを止める
ガッ
稀咲の話聞けや コラ
テメェ!!
でも修二君がケンチンに殴りかかったことで
鉄太君はマイキーの元にたどり着いてしまった
ッ…修二君…
こんなカス共に耳を傾けるな
マイキー
"不良の時代"を創るんだろ!!?
これから東卍はでかくなる
誰もがひれ伏す組織になるんだ
でかくなれば必ず闇は生まれる
オレはその闇を全て引き受けてやる!
アンタを輝かせる為に!
アンタにはオレが必要なんだよ
マイキー
オレはアンタの落とした闇だ
お互いが必要なんだ
だから考え直せ
マイキー!!
綺麗事だけじゃ夢は叶わねぇんだよ!
鉄太君は必死にマイキーに訴えていた
自分が必要だ、と
お別れだ 稀咲
その決めつけが夢を狂わせる
だがマイキーには届かず
マイキーは振り返り奥へ行ってしまった
マ…マ……
マイキィィィィ!!!!!
鉄太君はその場に膝をついてしまった
これで集会は終わりだ!!!
呆気なく集会は終わってしまった
.
たけみっち
!…あなたさん!
黒龍のこと、よろしくね
え?
黒龍には思い入れがあるから…
……
…けーすけ!
守ってくれてありがとね、
気にすんな、隊長
それ慣れないなぁw
稀咲達がいなくなって、あなたさんに
なにかしてくることは無くなるんすかね?
…さぁね、
そんときは俺らがまもんだよ
あ、はい!
ありがとw
…あれで良かったのかな
え?
あなた
!!
わんわん!
わんわん!?
あぁ?
その呼び方やめろって…
えへ、ごめんごめん~
え、知り合いっすか…?
イヌピーとはしんにぃのバイク屋さんで
出会ったんだ~
そう、
わんわんことイヌピーは
しんにぃのバイク屋さんにいるとき、
いつも一緒にいた友達
2人で座って
しんにぃの仕事姿をいっつも見てた
お前に話がある
何?
あなたに…
"黒龍十一代目総長になって欲しい"
…え?
えっ!?
…は?
黒龍の総長にはオマエが相応しい
前から思っていた
だが…あれから会っていなかったし
言えなかった
頼む
イヌピーは頭を下げた
……
オイ、あなたは東卍に入ったんだぞ?
譲るわけねぇだろ
東卍から抜けろとは言わない
あ?
けーすけ
っ、
イヌピー… "考えておく"
…
私はね、私より相応しい人がいると思ってる
イヌピーが知らないだけでもっと沢山いるよ
考え直してみて?
それでもいなかったら…そのときかな
あなた…
あなたさん…
……わかった、ありがとう
うん!
あなた、大丈夫か?
何が…?大丈夫だよ!
私も…そろそろ気持ち切り替えないとだね
……
あなた
…!マイキー、ケンチン
オレらもそろそろ帰んぞ
今日は何食べてぇ?
隆…
久しぶりにみんなで泊まっか
いいっスね!
え、いいの?
うん
タケミっち~オマエはどうする?
オレは…今日は遠慮しときます…!
そうか、送るか?
いや、大丈夫っすよ!!
気をつけて帰れよ
ウッス!
じゃあな
じゃあな、タケミっち!
またな
ばいばい、たけみっち
はい!
たけみっちとはそこで別れて
私はマイキーの後ろに乗って家に帰った
あの後、みんなでお泊まり会をして凄く…楽しかった _
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。