第20話

20
21,106
2021/05/26 12:08
あなた『…』

恭平『…』


食事の時もずっと意識してしまう。

ダメだ、男の設定なんだから。









駿佑『…おはよ』

あなた『お、おはよ!』


すると横に座った道枝駿佑。

私の顔を覗き込む。









あなた『…な、なに?』

駿佑『なんかあった?』

あなた『…別になにも?』

駿佑『…そ』



















ー下校時間ー

恭平『待って!』

あなた『…!?』


靴を履いていると急に腕を掴まれた。










恭平『今日一緒に帰ろ』

あなた『…うん』


走ったのか少し息が上がっていた。

するとニコッと笑って靴を履き始めた。


















恭平『お願い、俺何したか教えて』

あなた『…急に裸で入ってきたからちょっとびっくりしちゃって…』


すると目を丸くした高橋恭平。











恭平『…え、それだけ?』

あなた『うん』

恭平『めっちゃ理由可愛ええやん』

あなた『…?』

恭平『…いやぁ、可愛い』


そう言ってぐしゃぐしゃと頭をかいた高橋恭平。

プリ小説オーディオドラマ