恭平『照れんでいいのに(笑)』
あなた『急やったから…』
恭平『ほんまに男なんか?(笑)』
あなた『お、男やし!』
恭平『はいはい(笑)』
そう言って頭に手をポンッと置いた。
身長差に少しドキドキ。
恭平『結構あなた狙われてんで』
あなた『…?』
恭平『女子校の奴らに』
あなた『…え?』
恭平『普通に顔整っとるしな』
女子校か。
バレないためにも付き合うべきなのか。
恭平『でも付き合わん方がええよ』
あなた『なんで?』
恭平『面倒臭いし』
そう言うと高橋恭平の携帯が鳴った。
恭平『付き合ってねぇのにしつこいんだよな』
あなた『なんで付き合わねぇの?』
恭平『付き合ったってどうせ傷ついて終わるだけやから』
何かあったのか。
切ない顔をして下を向いた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。