大吾『あれ、そういうの恥ずかしい?』
ニヤニヤしながらこっちを見る西畑大吾。
あなた『べ、別に』
大吾『ほんま可愛ええな』
あなた『は?男やから!』
大吾『うん、可愛い』
話が通じない。
すると急にドアが開いた。
恭平『なぁシャンプーない?』
あなた『…っ!?』
上裸の高橋恭平が入ってきて思わず顔を背ける。
そんなのお構い無しに近づいてきた。
恭平『あなた、シャンプー持ってない?』
あなた『…ないです』
恭平『…?』
大吾『はいこれ』
恭平『お!ありがと!』
するとバタッとドアが閉まりいなくなった。
大吾『自分も男なんやからさ(笑)』
あなた『…人のは見慣れてねぇんだよ』
大吾『純粋すぎて西畑心配』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。