第122話

122
14,289
2021/10/20 12:30
あなた『ただいま』


私は部屋に戻った。

すると西畑大吾は私を見て目を大きくさせる。






大吾『え、可愛い』

あなた『貰ったの』

大吾『誰?…高橋?道枝?』

あなた『高橋』

大吾『…あいつやるなぁ』


そう言ってニヤニヤする。






大吾『似合っとるやん、さすが高橋やな』

あなた『…なんか、女の子扱いされて嬉しかったの』

大吾『お〜詳しく聞かせて?』


そう言って西畑大吾は私を椅子に座らせた。

そして向かい合う。







あなた『…バレッタをね?つけてくれたんだけど…』

大吾『うんうん』

あなた『…キス、しそうになっちゃって…』

大吾『…したん?』

あなた『してない』

大吾『そっかぁ、まだ決まってないんかぁ』

あなた『でも、嫌じゃなかった』


これは本当だ。

何故か受け入れてた。






大吾『…それってさ…』

プリ小説オーディオドラマ