あなた『…えっと…』
ガチャ
大吾『あれ、流星どしたん』
流星『…大ちゃん』
すると西畑大吾が入ってきて
大西流星はすぐ離れた。
流星『大ちゃんに用があってん』
大吾『?』
流星『はいこれ』
大吾『あぁ、これか』
流星『ありがとう』
大吾『全然!流星のためやったら何でもするよ♡』
すると大西流星は飛びついてくる西畑大吾を避け、私に笑いかけた。
流星『また今度ね』
あなた『…』
大吾『何してたん?』
流星『世間話』
大吾『そっか!俺にも話してな?♡』
流星『じゃあね』
大吾『も〜』
ドアが閉まって
私は唖然としていた。
大吾『顔赤いで?熱?』
あなた『いや、ちょっと暑くてさ!』
大吾『…扇風機の前おるのに?』
あなた『あはは、あは』
変な笑い方でなんとか誤魔化した。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。