あなた『…っあ…』
大吾『あなた!?』
すると西畑大吾が走ってきた。
すると体が浮く。
大吾『道枝…』
あなた『…!』
駿佑『保健室連れていきますね』
お姫様抱っこのまま、保健室へ。
チラッと顔を見ると綺麗な顔が。
歩く度に道枝駿佑の香りがして
ドキドキが止まらない。
駿佑『大丈夫?』
あなた『…うん』
駿佑『ちょっとごめんな』
そう言って道枝駿佑は服を捲った。
お腹辺りが赤く腫れていた。
駿佑『結構やってるな…』
あなた『…』
駿佑『まず冷やさなあかんな』
この学校は自分達で手当てするのが当たり前みたいで
道枝駿佑は濡れたタオルを持ってきた。
駿佑『…』
あなた『…っ』
駿佑『痛い?』
あなた『ちょっと…』
駿佑『我慢やで』
道枝駿佑は優しくお腹にタオルを当てる。
するとドアが勢いよく開いた。
恭平『あなた!』
あなた『…高橋』
恭平『…何してんの?』
駿佑『冷やしてるんや』
すると高橋恭平は私の横に座った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。