あなた『…あ!』
駿佑『…どした!?』
私が大声を出すと慌てて道枝駿佑が入ってきた。
あなた『…宿題終わってない』
駿佑『…は?』
あなた『…いや…宿題終わってないなって…』
道枝駿佑は唖然とする。
大袈裟過ぎたかな。
駿佑『…なんだよ』
あなた『ごめん(笑)』
駿佑『はぁ』
すると安心したようにトコトコ帰っていった。
大吾『みっちー心配しすぎちゃう?』
あなた『うん(笑)』
大吾『…てかはよ着替えてや』
あなた『…へ?』
大吾『その服は…あかんやろ』
そう言ってそっぽを向く。
あなた『…っ/////』
よく見ると生足でワンピースみたいになっている。
女みたいじゃないか。
大吾『足綺麗すぎやろ』
あなた『み、見んな!』
大吾『ごめんごめん(笑)』
すると西畑大吾はベッドに寝っ転がった。
あなた『…あの』
大吾『ん?』
あなた『…着替えたいんやけど…』
大吾『おん、着替えや』
あなた『…ぁ』
大吾『“男同士”なんやから別にええやろ?』
これはまずい。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!