あなた『美味しかったー!』
食べ終わり、寮に帰った。
私はベッドに倒れ込む。
大吾『…なんか忘れとるな?』
あなた『…あ』
大吾『決めたん?』
そうだ。
体育祭が終わったら、告白する。
西畑大吾はニヤニヤしながら私を見た。
大吾『ほら、行ってきなよ』
あなた『…』
大吾『やっぱり、最初から好きやったんちゃう?』
あなた『…多分そうかも』
私は初めから惹かれていたんだ。
部屋を出て向かった。
コンコン
あなた『…入るね』
高橋恭平と道枝駿佑の部屋。
入ると2人はベッドでくつろいでいた。
1人は?を、もう1人は察した顔を。
あなた『…話がある』
恭平『…』
駿佑『…』
私は深呼吸をして、名前を呼んだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。