丈一郎『喧嘩すんな』
あなた『藤原!』
丈一郎『せや、“2人で”カフェ行かへん?』
そう言って肩に腕を回してきた。
女だってこと忘れてないよね?
てか妙に顔が近い。
恭平『あ!2人でって!』
駿佑『明らかに強調したよな?』
あなた『んもぅ、うるさいなぁ』
2人はさっきからなにを争ってるんだ。
丈一郎『ど?』
あなた『行くー!』
丈一郎『よし、決まりやな』
あなた『行くぞー!』
恭平『あ、あなた〜(泣)』
駿佑『先越されたやんか!』
恭平『俺のせい!?』
駿佑『あぁ、そうや!』
後ろからうるさい喧嘩が聞こえる。
私は藤原丈一郎とカフェへ向かった。
流星『ほんまうるさいねん(笑)』
大吾『イケメン2人があなたの取り合い…くぅ〜!』
和也『いや、大ちゃんリアクションおかしない?(笑)』
大吾『最高やん!俺、視聴者側に回るわ』
謙杜『じゃああなたのこと奪えないっすね』
大吾『それは嫌や!…てか、なんで好きって…』
謙杜『あぁ、見れば分かります』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。