まずはあおいに連絡っと…。
勝手に舞い上がるあおいを無視して俺は続ける。
海人 " とにかく、思い出の場所! "
" 頼んだよ!"
…ほんとに…これでいいのか、?
アイツは来るのかよ…?
でも俺に悩んでる時間はない。
─────────────────────
駅前のイルミネーション。
紫耀との思い出の場所だ。
紫耀が…私に告白した場所。
紫耀は忘れちゃったかな(笑)
私はすっごい覚えてるよ、、
廉くんとこうやって歩くのはじめてかも。
割と緊張するな〜。。(笑)
。
私達の運命が動きだした瞬間
ちいさな山があって、そこのテッペン。
あの時の感動を廉くんに伝えてあげたい。
廉くんを引っ張って階段を登り終わった時。
白いアンティーク調のベンチには
紫耀とあの女の人がいた。
─────────────────
NEXT☞
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。