JKside
ジミニヒョンに彼女がいるのを俺は知っていた
あなたが学校に忘れ物を取りに行くのも
ジミニヒョンがまだ学校にいるから。
もしかしてあの2人がイチャついてる時、
ばったり会ってあなたが落ち込むかもって思って
きずいたら走って追いかけてた。
あなたがジミニヒョンを好きなの知ってて
好きなやつを傷つけたくなくて。
言えなかった。
俺と付き合えば
辛い思いせずに済む
俺も好きなやつと結ばれる
一石二鳥じゃね…
だけどショッピングモールに来てすぐ
ジミニヒョンと彼女が来ていることが分かった
こんな広いショッピングモールだから会うことなんて
絶対ないと思ってた。
一瞬あなたと別行動しただけなのに
たった一瞬なのに。
ジミニヒョンと彼女が手を繋いでる所を
あなたが見て泣いていた。
ショッピングモールだということを忘れたように
大きい雫が頬を伝っていた。
俺ならあんな思いさせねーのに
なんでよりによってジミニヒョンなんだよ
なんで俺じゃダメなんだよ
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。