「ッチ。殺してやりたいけど、私も死にたくないんでね。」
倒れる彼らを前に怒りを抑える。
「ねぇ、貴方1人だけ?他に奴隷の子はいない?」
怯える少女の前にかがみ込み問う。
少女『...まだいる。』
少し戸惑いながらも答えた。
「案内してくれる?」
○○『...コク。』
なんて奴らだ。苦しんでいる子がまだいるなんて。
ねぇ、この足枷外せない?
〝可能。〟
私が足枷に触れると一瞬で足枷は消えた。
やるじゃん。
そして少女の案内で他の奴隷の子も見つかり守っていた大人も退治してその場は収まった。
5、6人の子供たちが囚われていた。
皆足枷をつけていて、耳が生えている。なんの種類か分からないが、一定の種族が狙われたのだと考えた。
全員の足枷を外したところでリムルさんが登場した。
私は唾を飲み込み緊張感を持って構えた。
リムル『どうゆう事だこれは...』
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。