第10話

方策
7,285
2020/05/03 03:11



今食堂に彼女を案内している。






...が、どうもおかしい点がある。






俺が『お前は死んでいる』と言った時の事を思い出して欲しい。






「でも凄いですね。心臓に変わるものがあるなんて。」






と彼女は答えた。







彼女は今意識を取り戻したばかりなのに、死んだことも。心臓の変わりを入れていることも知っている。






普通に考えたらおかしい。






もっと言えば、『お前は死んでいる』と言われたら「はい、そうですか。」となる時点でおかしい。少し所ではなく荒れるかと思い、注意を払っていたのに。






自分の死をも理解し自分の体も理解している。






何者だ。






まぁ、俺が作った心臓で体だ。






いざ大暴れしようものなら心臓を止めればいい。

















[[ もうアイツは俺の手の内だ。  ]]






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