第142話

Memories 〈視点R〉
112
2020/02/04 10:31

Memories

翼)ねぇ、里津花に聞きたいことがあるんだけど。
里)何?改まってw
翼)里津花と志季の出会いってどうだったのかなって
気になってさ。
里)出会い?
翼)うん。
里)そうだなぁ..初めて志季に出会ったのは
志季がまだアイドルをしてた時でね。
翼)へぇ✨それで?

里)俺がモデルをしてた雑誌の特集でゲストとしてスタジオにスチル写真を撮りに来てたんだ。

・・・・
〈過去を振り返る〉

撮影スタジオ

里)おはよう御座います。
)おはよう、里津花 今日も綺麗だねw
里)ありがとうございますw 褒めても何も出ないんですけどね。
)はははw そうだ、今日は特集用のスチルも撮るから時間がかかるかもね。
里)特集...誰のですか?
)ほら、今話題のアイドルグループ!
里)あー、メンバー全員個性的な。
)もうすぐ来ると思うよ、サインとか貰っちゃおうかなw
里)はははw

)ゲスト入りまーす!
里)来たみたいですね。
)おお、本物だw

呂)おはようございまーす!今日はよろしくお願いします!!
零)よろしくお願いします。
孝)はしゃぎすぎだ、呂庵。
呂)いいじゃん、孝ちゃんも雑誌の取材初めて!ってはしゃいでたでしょ!
孝)はしゃいではないってw なぁ、志季。
志)知らん。
柊)おはようございます。
(他にも2人入る)

初めて見た印象は流石アイドル、
華があるなぁくらいだった

)そんなわけで、里津花の撮影は彼らが終わった後になるんだ。
里)大丈夫ですよ、本を読みながら待ってますから。
)悪いねw

最初は個別のスチル写真
元気のいい呂庵から撮影を始めて

俺はスタジオの端に椅子を置いて
様子を伺いながら読みかけの本を開いた

里)アイドルだけあって、笑顔とか綺麗だなぁ。

しだいに本よりも撮影を見るのに夢中になってるとカタンと音がして隣を見る

志)・・・(雑誌を持って隣に座る)
里)えっ?
志)...隣、座ったらダメだったか?
里)ダメじゃないけど...
志)そうか。(雑誌を読み始める)

向こうを見ると他の人が楽しそうに話している

里)向こうに行かなくていいの?
志)少し静かな方が好きだからな。
里)そうなんだ...

気を取り直して再び撮影を眺めるけど

志)...(雑誌を読む)
里)(隣が気になる!!)

ふと彼が読んでる雑誌に目がいく

里)音楽系の雑誌...っ!(声に出てた!)
志)ん?(こちらを向いて)
里)えっと、やっぱり他のアイドルが気になったりするの?ほら、ライバル!みたいな..

志)いや。
里)あ、そうなんだ...(会話が続かない...)

はぁ、とため息をついて読みかけの本を開こうとした時

志)アイドルとゆうより曲の方が気になってな。
里)へ?
志)ここはこうした方がとかよく考えてる。
里)へぇ、そうなんだw そこまで考えちゃうならもういっそのこと、自分で曲を作ったら?

志)自分で曲を?
里)あっ、言うだけは簡単だよねwごめん。
志)いや...そうか。。
里)(考え込んじゃった)

志)面白い意見が聞けたw
里)そう、かな?w(笑った。)
志)俺は篁 志季。
里)あ、世良 里津花です よろしくね篁さん。
志)志季でいい。
里)なら俺も里津花でいいよw

呂)志季〜!次は志季の番だよー!

志)今行く!..それじゃ。
里)うん、それじゃ。

・・・・

里)って、その日は別れたんだけど。
後日に局の廊下でばったり会って、
お互いに連絡を取り合う仲にまでなりました!

翼)へぇ...面白いw
里)そのあと、志季はグループを抜けて作曲家になって、その間も会ってはお酒を飲んでってしてるうちにSolidSに誘われたわけですw

翼)その時に俺と大ちゃんに出会ったわけだw
里)あの時の事は運命だと思ってるよ、俺は。
翼)俺も、そうかも...

ガチャ、

志)ん?2人して何ニヤニヤしてるんだ?

里&翼)(お互いの顔を見て)秘密!w

志)...おかしな奴等め。


きっとこれからも俺はここにいる

終わり

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