第77話

Starry Sky 〈壱星〉
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2019/09/25 21:42
Starry Sky

「綺麗なもの」

バス停前で待ち合わせ、10分前に到着

)あっ、壱星くん!

待ち合わせ相手を見つけて駆け寄る

壱星)こんばんは。
)こんばんは、壱流くんは?

今日は壱星、壱流と3人で星を見にいく約束をしていた
だけど、バス停にいたのは壱星だけで

壱星)別行動してたから何処にいるのか分からないけど、多分もうすぐ来ると思う。
)そうなんだ、バスの時間までまだあるし待とう。

ブブ...マナーモードが着信を知らせる

壱星)壱流からメールだ。
)えっ、なんて書いてあるの?

壱星)「急用が出来たから今回はパス、俺の事は気にせず2人でどーぞ。」だって。

)急用なら、仕方ないね。
壱星)...うんw そうだね。

残念だけど2人で星を見にバスに乗って天文台へ
今回は天文台の側にある見晴台に向かう

満点の星空が2人を出迎える

)凄い!いっぱい!

沢山の星を目にしてはしゃぐ

壱星)そうだね、星空が一望できる。

空を見上げて、寄り添って、
話さなくても充分なほど満たされて

壱星)この星空を君と見られて良かった。
)私もそう思うよ、今度は壱流くんも来られるといいね。

壱星)...そうだね、でも2人きりがいいかな。
)えっ、なんで?

壱星)星空は共有したいけど、君は独り占めしたいんだ...

向き合って、微笑み

壱星)俺は君が好きです、君の答えを聞かせて欲しい。
)私も...壱星くんが、好きです///
壱星)ありがとう。

想いを確かめて、手を繋いでは空を見上げるのだった


終わり

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