Starry Sky
「俺だけの」
ザザーン...
波の音が響く海岸線
)凄い、真っ暗だね。
陽)夜の海はこんなもんだって、ほら手を貸して足元危ないから気をつけて歩いてね。
2人手を繋いで夜の浜辺を歩く
陽)やっぱ夏は海でしょ!
)陽くんらしいねw
陽)本当なら昼間から来たかったんだけどね。
)お仕事だもん、仕方ないよ。
陽)君の水着が見られなく残念☆
)もう///
陽)はははw
陽の仕事が終わってから、星を見に海に来ていた
波打ち際まで歩いたところで少し明るくなる
雲に隠れていた月が顔を覗かせていた
陽)おっ!いい感じに晴れてきたじゃん。
)海に月が映って綺麗だね。
波が月の光を乱反射させる
陽)それよりも空を見ろよ、ほら!
繋いでいた手を上に引かれ
つられて上を見上げる
)あっ!流れ星...たくさん!
陽)今日は流星群だからなw
夜空を流れる星の群れ
その幻想的な光景に夢中になって
)願い事しなきゃw
陽)これだけあれば叶うかもねw
)かもじゃなくて、叶うの。
陽)確信してるんだw
)だって、陽くんが叶えてくれるでしょ?
陽)おおっと、そう来るかw
)ダメだった?
陽)もちろんいいよ、
そのかわり、俺の願いも叶えてね☆
2人の願いはただ1つ
陽)これからも俺だけの君でいてね。
終わり
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。