第63話

〈ツキウタ〉Starry Sky (陽)
99
2019/09/03 23:39
Starry Sky

「俺だけの」


ザザーン...

波の音が響く海岸線

)凄い、真っ暗だね。
陽)夜の海はこんなもんだって、ほら手を貸して足元危ないから気をつけて歩いてね。

2人手を繋いで夜の浜辺を歩く

陽)やっぱ夏は海でしょ!
)陽くんらしいねw

陽)本当なら昼間から来たかったんだけどね。
)お仕事だもん、仕方ないよ。
陽)君の水着が見られなく残念☆
)もう///
陽)はははw

陽の仕事が終わってから、星を見に海に来ていた

波打ち際まで歩いたところで少し明るくなる
雲に隠れていた月が顔を覗かせていた

陽)おっ!いい感じに晴れてきたじゃん。
)海に月が映って綺麗だね。

波が月の光を乱反射させる

陽)それよりも空を見ろよ、ほら!

繋いでいた手を上に引かれ
つられて上を見上げる

)あっ!流れ星...たくさん!
陽)今日は流星群だからなw

夜空を流れる星の群れ
その幻想的な光景に夢中になって

)願い事しなきゃw
陽)これだけあれば叶うかもねw
)かもじゃなくて、叶うの。
陽)確信してるんだw

)だって、陽くんが叶えてくれるでしょ?
陽)おおっと、そう来るかw
)ダメだった?
陽)もちろんいいよ、
そのかわり、俺の願いも叶えてね☆

2人の願いはただ1つ

陽)これからも俺だけの君でいてね。

終わり

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