____翌日____
『……… 岸 、おはよ』
優太「あぁ 、」
『え ……… ?』
どういうこと 。
なんで 、なんでよ 。
昨日は元気に「おはよう !!」って 、言ってくれたのに 。
どうして 。
優太「でさ 、……… 笑笑」
『っ ……………(ダッ』
岸がいるこの空間がいやで 、教室から逃げ出した 。
『………ぐずっ……なんで………どうしてよ(座込』
岸の 、ばか 。
どうしてこんな気持ちにさせるのよ 。
ほんとに 、大っ嫌い 。
だけど …………すきなの 。
(( 優太side ))
廉「なあ 、優太 。ほんとによかったん ?」
『いいっていってんじゃん💢』
ちょっと心配そうな顔で見てくるこいつは永瀬廉 。
大親友で 、なんでも話せる存在 。
廉「たとえ岩橋と抱き合ってても 、平野は優太のことすきなんだよ」
『なわけないだろ』
そんなことをいいつつも期待してしまう自分がいる 。
廉「でも 、何かしら理由があるはずやからちゃんと話してみ ? 」
『わ 、わかったよ』
キーンコーンカーンコーン
廉「あ 、座らんと」
廉に言われて 、自分の席に座る 。
『あれ 、』
あなたは ?
鞄はあるのに 、どうしていないんだろ 。
もしかしてなんかあった ………?
『あなたっ !(ガタッ』
俺は考えるより前に体が動いていた 。
廉「ちょ 、優太 !(グイッ」
『なんだよ』
廉「どこ行くん ?」
『………あなたを探しに行く』
廉「わかった 。先生には適当にごまかしとくわ」
『ありがと(ダッ』
まじ 、廉最高だわ 。
廉と友達になって良かった 。
『はぁはぁ 、あなた !!』
どこにいんの 。
早く見つけないと 。
『あれ 、』
屋上の扉が微妙に開いてた 。
もしかして …………
『あなた !?(バンッ』
「え 、き、岸 ……… ?」
やっぱりあなたがいた 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!