第2話

3,092
2018/08/04 02:02
1か月前…


あなた
あなた
あのっ…じみん先輩っ…その……好きですっ!付き合ってくださいっ!
じみん
じみん
えっ……うん。いいよ。
あなた
あなた
えっ!ほんとですかっ!…やった!


僕があの時曖昧な気持ちで付き合おうとしたから駄目だったのかな…




いつも3学年の教室に来るあなた







いつからだった…?僕のとこじゃなくて、じょんぐくのとこに行くようになったのは…




ほら…また来た。
あなた
あなた
じみんっ!やっほ!!
ほら、また作り笑顔…



分かるよ?それぐらい。
じみん
じみん
あなた!やっほー!
あなた
あなた
じみんに会いに来たよ〜〜
じみん
じみん
ありがとう笑


嘘つき…

ほんとはじょんぐくでしょ…
あなた
あなた
さっき数学だったんだけど…つまんなくって寝てたら怒られたー。酷いよね先生って
じみん
じみん
いや、それがふつー笑
前まではもっとこんな会話を2人出してたけど、それも少しずつ減って言った。



それでも…あなたは僕の事なんかもうこれっぽっちも好きじゃない癖に僕の所へ来てくれる時がある。


それで喜んでる自分も馬鹿だ笑
あなた
あなた
あ、もう時間になっちゃう…教室戻るね!
じみん
じみん
あ、うん。次は寝ちゃだめだよ笑
あなた
あなた
寝ませんよーだ笑
いっけん仲良しカップルに見えなくもない。



けど、僕もそこまで馬鹿じゃないよ?


もう時間とか言ってるけど、まだ10分もある。




どうせ、じょんぐくのとこに言ったんでしょ





そして僕はじょんぐくのクラスを見に行った。



思った通り、じょんぐくと話しているあなた







僕といる時より全然幸せそーじゃん。


じょんぐくのがあなたにお似合いだな。






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