無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第11話

*ステージ-11*
オーディション後、控室にて。愛璃は1人、顔を真っ赤にしながら、体を震わせていた。
(愛璃)うわあぁあぁ!!なんとかいつも通りできたあぁ!!それよりなにより、優さんカッコよすぎでしょ!?うぅ、しばらく興奮冷めそうにないよおぉ~。
愛璃がうち悶えているうちにも、どんどんオーディションは進んでいき、愛璃の興奮が冷めて落ち着いた頃には、オーディションが終わった。
オーディションが終わり安堵している受験者でにぎわっている控室に、優の声がスピーカーから響いてきた。
ピンポンパンポーン♪オーディション受験者の皆さんは、朝集まった部屋に移動して下さ~い!
優の声を聞き、オーディションの受験者が、ぞろぞろと控室を出ていく。
(愛璃)オーディション終わって、もう解散でいいはずなのに、どうしたんだろう……。
少し疑問に思いながら、愛璃も控室を出る。
愛璃が部屋に着いた頃には、もうほとんどのオーディション受験者が集まっており、愛璃が着いてほどなくすると、優が出てきて、説明が始まった。
皆さん、オーディションお疲れ様でした~!皆スゴく演技上手かったから、ビックリしちゃったよ~ww……きっと今皆は、何でここに集められてるのか知りたいはずだよね?それはね~、オーディションの合格者を、今ここで発表しちゃうからでーす!
優がお茶目な笑顔と共にそう告げた瞬間、会場内がざわめきに包まれた。
愛璃も、驚愕し、目を見開いた。
(愛璃)えっ!?こういうオーディションの結果って、数日経ってから知らされるんじゃなかったっけ……?
会場内の驚きを気にも止めず、優は淡々と言葉を進めていく。
んーまぁ、驚くのもわかるけど、とりま結果発表!今回、サブヒロイン役に合格したのは~……
今度は、会場内が静寂に包まれる。
愛璃は、優から目を離さないまま、両手を組み合わせた。
(愛璃)お願いっ、合格していて……!
優が、わざとらしく深呼吸をしたあと、大きな声で高らかに告げる。
29番、澄原愛璃さん!
愛璃
……っ!
愛璃は、感動に息を飲む。
愛璃ちゃん、こっち来て!こっち!
優は、手招きしながら、笑顔で優の隣に呼んだ。喜びににやけそうな顔を必死に堪えながら、愛璃は優の隣に移動する。愛璃が隣に並んだのを確認すると、ポケットから折り畳まれた1枚の紙を取り出し、広げてまた優が話し始めた。
はい、んじゃーこっからは審査委員長の話を代わりに読みまーす。『今回澄原さんを選んだ大きな理由としては、"短いセリフで多くの感情を表現できていた"ことと、"自身はアドリブを一切使わないにも関わらず、優にアドリブを使わせた"ことですかね。彼女の本業はアイドルだとお聞きしましたが、女優としても十分活躍できる才能を感じたため、サブヒロイン役を彼女につとめてもらう運びとなりました。』……だそうです。それじゃあ、今日はこれで解散!受からなかった皆も、ドラマの完成楽しみにしててね♪アデュー!
オーディションの受験者が次々と帰っていく背中を見ながら、愛璃は、合格できたことへの喜びを噛み締め、ドラマ撮影への情熱を燃やし始めていた。