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第14話

*ステージ-14*
『恋の証明論』は、中島に大絶賛され、作曲は、いつもEITOの曲を作曲している人がしてくれた。そうして、『恋の証明論』は完成し、愛璃は早速その歌の練習を始めた。
その頃、ドラマの撮影は終わりに差し掛かっていた。愛璃は、優の演技を参考にして、自分の演技を磨いていた。
そして今日、愛璃はクランクアップを迎え、もらった花束を抱えながら帰ろうと思っていた矢先、優に声をかけられた。
愛璃ちゃん、ドラマの撮影お疲れ様!初めての女優としてのお仕事、どうだった!?
毎日愛璃とは比べ物にならないほど働き、疲れているはずなのに、優はその疲れを決して人に見せない。そんな姿に心の中で賛辞を送りながら、愛璃は笑顔で答えた。
愛璃
ありがとうございます♪そうですね~、間近で優さんみたいな素晴らしい演技を見せてもらったので、すごく勉強になりました!
それを聞いた優は、
俺の前ではそんなにかしこまらなくていいのに……ww
と軽く笑った後、無邪気な笑顔でこう言ってきた。
そーいえば愛璃ちゃん。俺、珍しくこの後空いてるんだよね~。……もしよかったら、俺と"デート"してくれませんか?(笑)
やたらと"デート"という言葉を強調して話す優に可愛さを覚え、愛璃は答える。
愛璃
えぇ、優さんの頼みなら、喜んで!じゃあ、とりあえずこの花束を置いて、支度してきますね?先に行って待っていて下さい!
そう言い残し駆け出した愛璃を見送った後、優は1人、とても嬉しそうにガッツポーズをしていた。
──数分後。花束を置いた後、私服に着替え、高い位置で2つのお団子に結っていた髪を下ろし、帽子とマスクで軽く変装をした愛璃は、小走りで優の元へ向かっていた。
(愛璃)思ったより時間かけちゃった……。優さん、もうとっくに待ってるよね……。
待ち合わせ場所に着いた愛璃は、優の姿が見えず、キョロキョロと辺りを見回した。
(愛璃)あれ?おかしいな。優さん、まだ来てないのかな~?
すると、1人の男子が、愛璃の元に駆け寄り、声をかけてきた。
やっぱり!愛璃ちゃんは、変装してても可愛いね♪
……優とそっくりな声で。
愛璃は、不審そうにその男子の顔をまじまじと見る。すると男子は、人差し指を口に当て、パチンッとウインクしてみせた。
そこで愛璃は気づいてしまった。
愛璃
もしかしてっ……優……さん?
あったり~♪
愛璃は心の中で叫んだ。
(愛璃)わかるわけないよ~!!
それもそうだろう。帽子とマスクの他に、綺麗な金髪を隠す黒髪のウィッグまでつけて変装しているのだから。
へへ~。それじゃあ、行こうか!
優のその声を合図に、愛璃と優の"デート"は始まった。