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第1話

『 オシオキ 』
『オシオキ』

☆1☆


♪〜夕日に染まる君を いつまでも抱きしめてた〜♪


ふたりを繋ぐイヤフォンから流れてきた歌詞に、


「これやって?あそこで!」とニヤける。


重「えっ//…コレぇ〜〜?//…罰ゲームやないんやからさぁ〜」


まんざらでもなさそうな受け答えで、拒否してくる。


〇「約束守れなかったじゃん!」
重「……せやけどぉ…恥ずいわ…」


と、また、うつむいてしまった。


☆2☆


数日前…
シゲの高校最後の夏が終わった。




どれだけの努力をしてきたのであろう?

どれだけの犠牲をはらってきたのであろう?

どれだけの声を あげてきたのであろう?



そこには いつも、ありったけの夢と…







シゲの笑顔があった。










今、うつむくシゲに…


その笑顔は無い。







〇「イイからっ!」



と、強引過ぎるくらいに、シゲの腕を掴んで引っ張った。


渋々、立ち上がったけど…


歩き出さない。


掴んでた腕が私の手から離れ…


ストンっと、シゲの元へ戻った。







「お疲れ〜」
「あれっ?シゲ先輩…と、マネージャー…?どうしたんすか?」



着替え終わった部員たちが、ゾロゾロと、通り過ぎる。






もう…
この連中の中に、シゲが戻る事はない。






私の胸にだって…


ポッカリと穴が空いていた。


☆3☆


ガムシャラに白球追っかけてるシゲを見てるの…


好きだったな…







重「ちょっと、マウンド借りるぞ!」


と、今度は私の手首を掴んだ。


整備された土に、二人の足跡が残る。



シゲがマウンドに立つ、見慣れた光景。



そこに、私も立つ。



ちょうど、オレンジの夕焼けが私達を染めていくと…





シゲは私を……………抱きしめた。







ドキドキして、廻せない手が…
そっとシゲの制服に触れた。






離れた場所から、後輩達の冷やかしの声が聞こえる。





重「も//もうええか?」


頭の上から聞こえる声に、


〇「まだ。」


と答える。


重「いつまで すんねん?w」


「オシオキだから」と強気を見せるつもりだったのに…


そんな風に言うシゲが…
妙に、愛おしくて…


〇「いつまでも…してて…離れたくない…」


涙を隠した。



☆4☆


私が泣いちゃダメだと、
ずっと堪えていた その涙。



いつだって、支えてきた。

つもり だったから…






重「ゴメンな? 約束守れんくて…」

〇「…うん。」






重「これからは…俺が〇〇を守る。」







重「せやから…付き合うてください。」







今まで、シゲが守ってきたマウンドで…





〇「…はい」






と答えると…






一気にクシャっとなったシゲの笑顔が、
オレンジに染まり…










チュッ!








照れ隠しの様にしたキスで、本気で照れていた。






そんなシゲが可愛い過ぎて♡







見つめ合う私達に向けた、遠くからの後輩達のヤジさえも、





幸せに感じた…








☆fin.☆


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four Jasmine🧜‍♀️
four Jasmine🧜‍♀️
『 オシオキ 』読んでみて! ⤴️去年のシゲちゃん お誕生日記念小説なの 今年は忙しくて書けなかったから… プリ画からお引越し中🚚 プリ画での【過去作】 こちらへ大移行中‼️ ※1話に、ドンっと詰め込んでます! 見にくくて、ごめんなさい🙏 神に恋するお年頃〜(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎イェイっ♡ セツナいの好き♡
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