あなた「おはようこざいまーす。」
シーン………
え??
いつもザワザワしてるのに
すんごい静か…
早苗「あなた。」
同期であり、もう1人の親友である早苗だけが
私に話しかけてきた。
あなた「早苗。どうしたの、?」
早苗「びっくりしちゃったよ………。」
と言って早苗が私に見せてきたのは
週刊誌のとあるページで
あなた「………っ!!!!」
昨日の夜の光景が写真になっていて
その写真について分析したかのような文が
ぎっしり書かれていた。
“松村北斗、一般女性とお家デート”
あなた「わたしっ…」
早苗「彼氏出来たなら言って欲しかった。」
あなた「違う!!彼氏じゃない!!」
早苗「じゃあなんで………!!」
あなた「話すと長くなるから。」
あなた「あとで説明するね。」
私はとりあえず仕事と向き合おうとした、
けど
まだ落ち着けない。
まさか
あの時聞こえたシャッター音と関係してたり
よし。
気持ちを無にして仕事に向き合おう。
犯人なんか、もういい。
と思っても
“北斗くんは大丈夫かな”とか
“お仕事に影響出てないかな”とか
“心配、…してくれるかな”とか
“もう会えなくなるのかな。”とか。
考えてしまう。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。