⚠︎高校生設定
「付き合ってください!」
『え、えぇ…』
あなたの苗字あなた、人生最大のピンチやもしれません!
京本大我くん。
ひと呼んで、私の推しである。
同級生が推しなんて、高2にして
おかしな事かもしれない。
いや、でも京本くんは恋愛対象じゃなくて
推しでしかない。うん、失礼だけど
「先輩、僕のこと好きだって聞いて、
両想いだから、チャンスだって思ったんです」
うん、好き。
でもLOVEというよりLIKEなんだ…
この私の変わった想いを素直に伝えると京本くんは
「じゃぁまずは友達から!」
って手を差し出した。
うぅ、推しと握手している…
無理、尊い、鼻血出そう…
「これからは、もう推しじゃないですから」
いたずらっぽく笑う京本くん。
やっぱり尊い。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。