第4話

すと・桃_推し
201
2021/03/27 07:00


⚠︎高校生設定






「付き合ってください!」



『え、えぇ…』






あなたの苗字あなた、人生最大のピンチやもしれません!





京本大我くん。


ひと呼んで、私の推しである。






同級生が推しなんて、高2にして



おかしな事かもしれない。







いや、でも京本くんは恋愛対象じゃなくて

推しでしかない。うん、失礼だけど





「先輩、僕のこと好きだって聞いて、

 両想いだから、チャンスだって思ったんです」





うん、好き。




でもLOVEというよりLIKEなんだ…





この私の変わった想いを素直に伝えると京本くんは





「じゃぁまずは友達から!」




って手を差し出した。








うぅ、推しと握手している…




無理、尊い、鼻血出そう…







「これからは、もう推しじゃないですから」




いたずらっぽく笑う京本くん。










やっぱり尊い。






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