第6話

名脇役はクソ野郎。
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2021/04/27 12:00





西畑 side

















それから月日がたって、俺らは結婚することになった。




年齢を考えればそろそろやなって言ってたし、きっと今更別れることもないと思ったから。




半年後に控えた結婚式の招待状はあなたにも届いたらしい。




親同士が仲良いし、しゃーない。うん。




卒業式以来会ってへんやつの結婚式なんかきまづいやろうなぁ、……ごめん。




てことで廉にも招待状を送った。




廉とは年に数回連絡を取るくらいで、これといって仲がいいわけではないが仕方ない。




そんなこんなで半年はあっという間で。




結婚式当日を迎えた。




婚姻届は終わったあとに出しに行くらしい。




なんかあった時のためらしいけど、不吉すぎん?笑




なんて俺は笑ってたけど、彼女はどこか元気がなくて。




人生に一度しかない結婚式やし、緊張してるんかな、って思ったから緊張を解せるようにしたつもりやけどどうも変わらん。




俺が普通すぎるだけか?




なんて思いながらも着替えなあかんから一旦別れて。




それからちょっと時間が経てば、着替え終わった、と言われたから彼女の元へ向かった。




部屋に入ると、彼女は涙目で俺を見た。




嬉しいのか、とか思ったけどどこかおかしかった。




目すらも合わしてくれへん。




いつももそんなに合わしてくれへんけど、今日は違和感があるほどやった。




…………俺、なんかしたっけ、、?













































































『………え、ちょ、どうしたん、??』




彼女 「…………っ、〜〜〜〜〜〜〜」




『え?なんて、?』




彼女 「……っごめんなさい、、、ごめんな、さい、ごめん、ごめんなさい、っ、」




『え、なに、どういうこと、ちょ、一回落ち着こ、??……なんかあった、??』




彼女 「私が悪いの、、!全部、ごめんなさい、ごめんなさい、!」




『それだけじゃわからんって、なにがあったん、、、?』




彼女 「…………大吾くん、別れよう、、、」




『……………………………え?』




彼女 「……っ、大吾くんの結ばれるべき人は私じゃない、っ、」




『いや、なにゆーてんの笑 ……じゃあ誰なん笑』




彼女 「……………あなたちゃん、」




『へ?』




彼女 「………っあなたちゃんだよ、…っほんとにごめんなさい、、、」


































































































結婚式が始まる2時間前。




泣きながら謝る彼女が話し始めたことは俺にとって衝撃的すぎる話やった。




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