帰らなきゃ行けないのか…あそこ（日常）に

やだな…お母さんとお父さんに心配かけちゃう

学校はもう行きたくない…

ﾋﾟﾄ…

鏡に触れると鏡が光だしその光が私の体を包み込む

後ろを振り向く

眩しくて暖かい…


でも

眩い光に目を閉じ、次に目を開けると自分の部屋

時間は…

どうやらもう1つの世界は現実？の世界の時間と進み方が同じらしい

ガチャ

お母さん…

お父さん…

行かなきゃ

普段通り、普段通り

ｶﾁｬ

自室の扉を開ける

ダメ

お母さんとお父さんに心配かけちゃうでしょ

だから

本音は、ダメ

我慢 我慢

━━━━━━━━━━━━━━自室━━━━━━━━━━━━━━

ﾎﾞﾌｯ

無造作にベッドに体を投げ込んだ

なんだか今日はため息ばっかり出る

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ

突然､携帯の電話が鳴る

重い体を起き上がらせ、机の上のスマホを手にとった

【颯太】

………

ﾋﾟｯ

私は着信を拒否した

あんなことがあったんだもん…颯太と話すなんて出来ないよ…

ﾎﾟｲｯ

スマホを机に放り私はまたベッドに身を投げた

不思議な夢を見たのはその晩の事

━━━━━━━━━━━━━━？？？━━━━━━━━━━━━━━

ここは…？

気がついて体を起こすとそこは



見たことも無い所

あ…私は､色…

でも…なんか、不思議な所

色が無くて､周りでは数字が数を増やしたり減らしたり

まるで…

誰…？

さっき見渡した時は、誰もいなかったのに

姿を表した人物…それは

颯太だった

何故か颯太が謝ってきた

颯太は麻莉亜側でしょ？

あ、そういえば…

いやなんで私謝ってんの

やられた側じゃない

何その反応…

違うの？

でも…バカって…

颯太は顔をムスッとさせて言った

私は颯太の顔を覗き込んだ

顔真っ赤

颯太にも可愛い所が…

━━━━━━━━━━━━━━

…夢？

今まで、颯太と話してたのが…？

はっきり覚えてるのに…



不思議な夢…

てか



夢落ちかよぉぉぉぉぉぉぉ！！

颯太にちょっと

ときめいちゃったじゃん…///