私、颯海 凛奈は高校生初日にカーテンをシャっと開けながら大声で叫んだ
母は寝起きなのか少し苛立った様子で私に言う
私は曖昧に返事を返すとトトトっと音を立て階段を駆け下りた
母にそう言われたお父さんと私は朝食を食べ始めた
━━━━━━━━━━━━━━朝食後━━━━━━━━━━━━━━
キチッと制服を整え両親に挨拶をする
ガチャ…バタン
━━━━━━━━━━━━━━学校━━━━━━━━━━━━━━
ガヤガヤ…
私が行く高校…紅坂鏡土高等学校は大きな中学から来ている子が多い
友達…出来るかな?
私は近くの女の子に話しかけた
そう水歌は言った
物静かな子なのかな…?
私達はクラスが同じ事を確認し一緒に教室へと歩いていった
━━━━━━━━━━━━━━教室━━━━━━━━━━━━━━
ガラガラガラ…
私達が挨拶したら皆挨拶を返してくれた
いい人…
高校生活…楽しくなりそう!
時間はたちHRにて
先生が挨拶すると皆元気に返した
先生…林部先生はそう生徒に挨拶すると皆に自己紹介するように言った
私は突然指されたことにあまりにびっくりして少し間を開けて驚きの声をあげた
その反応に周りのクラスメイトは明るい笑い声を発した
私は笑いながら前の教団の方へ行き改めて姿勢を正した
私は、軽やかな足取りで席に戻った
これからこの高校生活が楽しくなっていくことを想像するととても楽しみになる
きっと、きっと凄く幸せで充実した日々を送れるのだろう
そう、思ってた
ただ、幸せの歯車は狂った
彼女の舌打ちを合図に…
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!