第31話

救った吸血鬼と救われた人間
2,959
2020/01/11 05:04
微妙な所に挟んですいません(´;ω;`)
--------キリトリ線--------
ーななもりsideー
芳香
芳香
ふぎゃ!!
と言う宮古芳香さんの悲鳴が聞こえた。
煙が充満してよく見えなかったけど、誰かがいた。ようやく煙が晴れて、声の主を見てみたら居たのは
ななもり
ななもり
え…なんで…ここに…"フランちゃん"?
フラン
フラン
よかったぁ!間に合ったね!ごめんね、他のお兄さんじゃなくて!
ななもり
ななもり
え…ていうかフランちゃん!!日光…
フラン
フラン
あー!その事ならパチェにね、魔法かけてもらったの!まぁ日傘あるんだけど…
ななもり
ななもり
ごめんね…ッ!フランちゃん…ごめんね…ッ!
フラン
フラン
なんでごめんねなの?
ななもり
ななもり
フランちゃん…?
フラン
フラン
ごめんねってなんで言うの?別にお兄さん悪い事していないのに…なんで?
ななもり
ななもり
ッ…それは、
分からない。
ただその一言が言いづらかった
ななもり
ななもり
ぇっと…
俺が戸惑っていると
芳香
芳香
ゔぅ…もー!さっきからリストに無いことばっかり!!青娥様どういう事なのさー!!
ななもり
ななもり
''青娥"…?
誰だろう…様って言ってるから、妖夢さんと幽々子さん的な関係かな?
フラン
フラン
ねーねー!せいがさま?ってだぁれ〜?
先に口を開いたのはフランちゃんだった。
芳香
芳香
ヒッ…あ、あんたなんかに、教えるか!!
宮古芳香さんは少し怖がりながら言った。
するとフランちゃんが宮古芳香さんに時計の針の様な武器を頸に向けて
フラン
フラン
ねぇ、せいがさまって、誰?
とガチトーンで言われてたので
芳香
芳香
わ、分かったから!!分かったから離れてぇ!!
ななもり
ななもり
…フランちゃんすごいなぁ
そして洗いざらい吐いてもらう事になった。
芳香
芳香
青娥様はね、私の全てなの。
フラン
フラン
ほほぉ…すべて…
はうぅ…フランちゃん可愛い…!!
芳香
芳香
私ね、一回タヒんだの。
ななもり
ななもり
えぇ!?じゃあここに居る宮古芳香さんは…
芳香
芳香
一応言っておくが、タヒんだ私を青娥様が生き返らせてくれたんだ。
ななもり
ななもり
つまり、宮古芳香さんの体は一回タヒんでるけど、その青娥様って人が蘇らせてくれたんだね?
芳香
芳香
蘇らせたというより、呪いをかけられたって方が強いかも
フラン
フラン
のろい??
芳香
芳香
生き返らせてくれた時にね、呪いをかけられたの。その呪いはね…『防腐の呪い』
ななもり
ななもり
防腐の呪い??どんな呪いなの??
芳香
芳香
えっと…簡単に言えば永遠にタヒぬ事ができない体。
だから、ダメージを受ける事が出来ないんだよね
フラン
フラン
じゃあやることリストってのは?
芳香
芳香
私が一回タヒんだ時にね、脳が停止しちゃって…だから青娥様がやることリストを札に書いてくれたの
ななもり
ななもり
そっか…辛かったね。
芳香
芳香
…うんッ、私…もうタヒにたくないの…
ななもり
ななもり
宮古芳香さん…
俺は宮古芳香さんの体を優しく抱きしめた。






















この後どうなるのかも考えずに
芳香
芳香
あはは…馬鹿だね。
フラン
フラン
、お兄さんッ!!
ななもり
ななもり
え?
そのまま俺は息ができなくなった。
だんだんフランちゃんの声も聞こえなくなってきた。
そこで理解した。
あ、俺…首絞められてるんだ。

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