第24話

リクエスト④ー☆番外編終了☆ー
3,253
2019/11/13 09:28
またまたリクエストの続きだお\( ᐙ )/ちょっとオリジナルいれもす(´・ω・`)

あとまた不快に思うような言葉がたくさんあります…許してヒヤシンス☆((申し訳ございませんでした(´・ω・`)
--------キリトリ線--------
ーさとみsideー
お燐さんは早速俺を手当てし始めた。
お燐
お燐
…さとり様の事について話すわね。
お燐さんはそう言って、さとりさんについて話した。
さとりさんは心を読むことが出来る妖怪『覚』だと言うこと。

心を読めるせいでさとりさんは人から、妖怪から、増してや怨霊からも恐れられてしまったこと。

そのせいで、人間関係が良くなくて、動物としか話せないこと。

だから、お燐さんやお空さんをペットとして、地霊殿で働かせていること。

でもこいしさんは町の人達に好かれている事を嫉妬していること。

こいしさんみたいに無意識に第3の目を閉じたいとのこと。
お燐
お燐
しかもさとり様にはこんな過去もあるの。
〜回想〜
さとりさんがまだ幼い頃に町の友達がいた。
女の子
女の子
さとり!!今日は何して遊ぶ?
さとり
さとり
うーんとね…!おままごと…!
女の子
女の子
またおままごと〜?まぁさとりが可愛いからいいんだけどね!
さとり
さとり
なにその理由…
こんな感じで仲良くしてたらしいけど、ある日
女の子
女の子
きゃあああああああ!!!!さとり!!助けて!!さとりッ!!
さとり
さとり
ッ!!
遊びで入った森の中で友達が妖怪に目の前で襲われてしまった。
でもさとりさんは怖くて助けれなくて…その場から逃げ出してしまった。
息が切れるほど走り続けて、声を出さずに泣きながら、町に戻るとその女の子の親御さんがさとりさんの前に立って
女の子の父親
女の子の父親
娘をどこにやったんだ!!こんな時間まで!!娘を返せ!!
と叫んだ。
さとり
さとり
…その、あの…
女の子の父親
女の子の父親
はっきり言ったらどうだ!!娘をどこにやった!!
さとり
さとり
…妖怪に…食べられました…ッ!
女の子の父親
女の子の父親
…は?
とても低い声でさとりさんに言った。
さとり
さとり
ぁの…助けたかったんですけど…でも…怖くて…ッ!…ごめんなさいッ!ごめんな、さいッ…!
女の子の父親
女の子の父親
助けたかったって、一緒に居たんだな?
さとりさんは小さく頷いた。
女の子の父親
女の子の父親
じゃあなんで助けなかった。
さとり
さとり
あの…怖くて…ッごめん、なさい…!!
女の子の父親
女の子の父親
怖かった?ごめんで済むと思うのか?お前は娘を見殺しにしたんだぞ…!!!分かってるのか!?
さとり
さとり
ごめ、んなさい…ッ!!ごめんなッ!!…さい!!
女の子の父親
女の子の父親
ごめんなさいで済まない!!娘を返せ!!!返せ!!!!返せぇぇぇぇぇぇ!!!!
その親御さんはあまりにも大声を出すから、周りに注目されてしまった。
そんな中で、声が聞こえた。
_なに?あの子あそこの家の娘さんを見殺しにしたの?_
さとり
さとり
…ッ!?
さとりさんは耳が良い訳でもないらしい。心を読めるようになった事を知ったのはそんなに時間はかからなかった。
なぜかと言うと、
_なにあの子、なんでそんなことするのかしら。_
_なにあの目みたいなの…気味が悪いわ…_
_そんなにあそこの娘さんが嫌いなら関わらなければいいのに…バカね。_
さとり
さとり
ッ!?なによ…この声…!
女の子の父親
女の子の父親
おい!!聞いてるのか!?おい!!
さとり
さとり
…もうやだ。
さとりさんは物凄い速さで走っていった。
でもその声はまだ聞こえてくる。
_気持ち悪い_
_醜い_
_こっち見ないでよ_
嫌な言葉がたくさん聞こえてくる。
その時に、第3の目が開いていたのに気づいた。
それからさとりさんは、『心を読める』ようになった。
〜回想終了〜
お燐
お燐
そんな事が小さい頃にあったのよ。あと、手当て終わったので喋るのは少しマシだと思うわ。…ってなんで泣いてるの?
…俺は気づいたら泣いていた。
さとみ
さとみ
すみません…ッ…さとりさんの過去が…ッ、あまりにも辛くて…
お燐
お燐
…そうよね。だからさとり様は強いお方なの。
さとみ
さとみ
…ですよね。
さとりさんは確かに強い。でも、そんな辛い過去があって…それを乗り越えて、今の現状って事だよね。
お燐
お燐
でも、さとり様が心を読めるおかげであたい達と仲良くなれたもの…
さとみ
さとみ
そうなんですか…?
お燐
お燐
ええ。確か…
お燐さんが言いかけた途端、屋敷の方で爆発音が響いた。屋根や壁などが崩れ落ちていってる…
さとみ
さとみ
な…何事!?
お燐
お燐
…さとみさん、今から貴方にしか出来ない事を言うわ。よく聞いておきなさい。
さとみ
さとみ
は、はい!
お燐
お燐
…2人の喧嘩を止めてちょうだい。
さとみ
さとみ
…え?俺が?でも、俺にそんな事…
お燐
お燐
つべこべ言わない!あたいが言ったんならあんたはあたいの言う事を聞く!分かった?
さとみ
さとみ
は、はい…
お燐
お燐
ほら、早く立って!そのまま走りなさい!
さとみ
さとみ
わ、分かりました…とにかくやればいいんですよね!
そう言って俺はお燐さんの元を離れ、走り始めた。
そして、地霊殿の方ではもう屋敷は瓦礫と化していて、そんな中で空には3人の人影が弾幕を打っていた。
こいし
こいし
フランちゃん!もう終わりにしない?私飽きてきちゃった。
フラン
フラン
こいしちゃん!私も同じ事考えてた!だからさ…こいしちゃんの負けでいいよね?禁忌「レーヴァテイン」!!
フランさんは炎を纏った剣を手の中から作り出した。
こいし
こいし
違うよフランちゃん!フランちゃんの負けだよ。無意識「弾幕のロールシャッハ」!!
こいしさんはフランのレーヴァテインに対抗するように、平面な弾幕を出した。
さとり
さとり
終わりにするのは2人の喧嘩よ。想起「二重黒死蝶」
さとりさんは2人の喧嘩を止める様に、冷静に弾幕を放っていた。
俺は遠くからその様子を見て、タイミングを伺いながら間合いに近ずいていた。
さとみ
さとみ
って…うお!?ッぶね…
運良く弾幕を回避出来たが、まださっきの怪我が治っていないから体を動かしにくい…
さとみ
さとみ
これじゃあ喧嘩を止めるどころか、間合いにすら入れねぇ…どうすれば…
…考えた末、俺は今考えた作戦を実行する事にした。
命が無くなるリスクも高いが…今は時間がない!この作戦しか…
さとみ
さとみ
よっしゃ!気合い入れてくぞ!!俺のリアルゲームテクとくと見やがれ!!!
俺はなるべくフランさんから近くの瓦礫の部分に登った。
そして、フランさんを動けなくするようにギューッと抱いた。
さとみ
さとみ
…さ、さとりさん!!こいしさんも!!
さとり
さとり
え、あ、はい!!お燐!お空!
お燐
お燐
分かりました。行きますよ!お空!!
お空
お空
やっとあたしの出番がきたか…あたしのカッコイイ所、見せてやんよ!
そう言って、お燐さんとお空さんはこいしさんの元にそーっと近ずいて行った。
フラン
フラン
ちょ、はーなーしーてー!!
こいし
こいし
フランちゃん!ってうわっ!?
こいしさんはお燐さんとお空さんの活躍により、俺と同じ状況になった…だが
さとみ
さとみ
ちょ、フランさ、暴れないで…!!
さっきからフランさんがすっごくジタバタして俺から離れようとするんです(´・ω・`)
しかもフランさんめっちゃ力強い…まぁ俺も今頑張って耐えてるんだけど!
フラン
フラン
お兄さん離してー!!私もっとこいしちゃんと遊びたいのにー!!
さとみ
さとみ
ちょ、とりあえず!落ち着けええええええ!!!!!!
俺の声で周りが静かになった。
そしてそのままフランさんを下ろし、お燐さんにアイコンタクトで伝えて、同じ事をしてもらった。
そして俺は今1番心に思っている事を2人に聞いた。
さとみ
さとみ
あのさ、あんな短時間で2人の間に何があったの?俺怒らないから言って。
うわ〜…俺の聞き方確実的に怒る言い方じゃん…
さとり
さとり
…え?本当に…?
さとりさんは何かを察した様に聞いた。心読んだんだなぁ…
フラン
フラン
…こいしちゃんが
先に白状したのはフランさんだった。
こいし
こいし
違うよ!あれはフランちゃんがね!!
するとフランさんを遮る様にこいしさんが語り始めた。
〜回想〜
こいしの部屋に着き、数秒後ー
フラン
フラン
こいしちゃんこいしちゃん!!
こいし
こいし
なになにフランちゃん!
フラン
フラン
シ〇バニアファミリーで遊ぼうよ!!
こいし
こいし
私リ〇ちゃんの方がいいな〜!
フラン
フラン
えー!リ〇ちゃんこの前やったよ?だから今日はシ〇バニアファミリーにしよ!!
こいし
こいし
また新しい設定でやればいいじゃん!ほら!考えてきたよ!これ設定リスト!!
フラン
フラン
えーとなになに…『貧乏すぎる家庭だけど愛があれば大丈夫な家族ごっこ』…どういう家庭なの…?
次はー…『もう別れる寸前のカップルで手切れ金を奪って行く最低男とヤンデレ女』…これはなし!
他も色々ヤバいのしかないじゃん!!とりあえず日常系のシ〇バニアファミリーにしようよ!!
こいし
こいし
えー!どれもいい設定じゃんか…
あとリ〇ちゃんの方がいいもん!何がなんでも絶対リ〇ちゃん!!
フラン
フラン
絶対シ〇バニアファミリーの方がいいの!絶対絶対シ〇バニアファミリー!!
こいし
こいし
リ〇ちゃんって言ったらリ〇ちゃん!!
フラン
フラン
こいしちゃんなんか嫌い!大嫌い!!私の気持ちも分かんないくせに!!!
〜回想終了〜
さとみ
さとみ
…え?終わり?そんなことで?
フラン・こいし「そんな事ってなに!!」
さとみ
さとみ
ごめんごめん…でも喧嘩の理由が子供だ…
お燐
お燐
本当に子供なんですから…とりあえず今日はフランさんとさとみさんを紅魔館に帰しますね。
フラン
フラン
えー!もう帰るの?
さとみ
さとみ
まぁまぁ…また今度来ようよ!それじゃあ!
さとり
さとり
あ、あの…!
俺達が帰ろうとしたらさとりさんが手を握ってきた。
さとみ
さとみ
さ、さとりさん…?
さとり
さとり
あ、ぇっと…また、来てください…!
さとりさんが少し笑って言った。
キュン
え?キュン?…なんだ今の。
さとみ
さとみ
…はい!分かりました!では!!
とりあえず誤魔化して笑ったけど…ちゃんと笑えてたかな?
フラン
フラン
お兄さん〜!まだ遊んでいいの〜?
さとみ
さとみ
もう行くよ!そういえば屋敷って…
さとり
さとり
あ、それなら大丈夫です。私の意思で戻せますので。
さとみ
さとみ
さとりさんすごっ…
さとり
さとり
それじゃあ…また今度会いましょう…!
さとみ
さとみ
はい…また今度!
俺はフランを連れて紅魔館へ戻った。
~完~

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