ーるぅとsideー

僕は今、人生最大の悩みを抱えている。

それは…

そう！プール開きをどうやって阻止するかです！←

※ちなみにあの後生徒会組とは
LINEを交換してたまに一緒に遊んだりしてます。

ころちゃんがなんとか莉犬を止めて沈黙が数秒起こった。

沈黙を破ったのは僕だった。

そう、僕らの体育教師は昭和かよっていうレベルの鬼教師。

優しさという言葉の欠片もない先生だ。

正直話しかけるのですら怖い。

それでプール開きを中止しろなんて言ったら
僕は殺 されるに違いない。

莉犬の案は呆気なく消えた。

ー時は経ち数週間後ー

一方その頃、早苗はー

ー授業開始ー

…え？

あのころちゃんが何も突っ込まない時は
本当に何かあった時。

「次ー！赤犬莉都ー！」

莉犬は番が来てしまったらしく泳ぎに行った。

ころちゃんと2人きりになった僕は話しかけた。

僕はころちゃんに優しく喋りかけた。

「次ー！黄山瑠雨斗ー！」

いつか、ころちゃんに。
この気持ち（恋）が分かりますように。

そんな意味を込めて僕はプールの中に入った。

ー授業終了ー

ーころんsideー

実はさっき…

〜回想〜

「青柳ー！」

「悪いんだがプールで使ったビート板、倉庫に直してきてくれないか？」

「おう、じゃあ頼んだぞ。」

〜回想終了〜

そんな事を愚痴っていたら
不意に肩をとんとん、と触られた。

…ｶﾞﾁｬ

僕達は急いで扉に向かった。

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ、とドアを揺らすが開かない。
先生も職員室に戻ったみたいだ。

…もしかして、これって…

5分後ー

15分後ー

30分後ー

気づけば妖夢はｶﾞﾀｶﾞﾀと震えていた。

まぁそりゃそうだ。
日当たりも悪いから熱は篭ってない。
換気扇も一つしかないから呼吸もどんどんしずらくなってくる。
体を冷やす為の条件は既に揃っていた。

妖夢は今にも泣きそうな顔をしていた。

るぅとくんが喋りかけてきた時みたいに
優しく、出来る限り優しく喋りかけた。

僕は黙って妖夢の過去の話を聞くことにした。

〜回想〜

ー妖夢sideー

私は生まれてすぐ、孤児院に預けられた。

いや、捨てられたって言った方がいいか。

「お母さんはね、妖夢ちゃんの事が
好きだからここに預けたのよ。」

孤児院の先生からはそう言われ続けた。

実際の所、訳が分からなかった。

好きだからここに捨てた？

里親に拾われるかも分からないのに？

何もかもが分からなくて、私は何も考えないことにした。

そしてここの孤児院には決まりがある。

悪い事をしたら、箱に閉じ込める事。

他の子の物を盗んだ時。

他の子を叩いたり殴ったり蹴ったりした時。

とにかく、普通に悪い事をした時。

悪い事の罪が大きければ大きい程、長い時間入れられる。

他の子供達はそれが怖くて、皆仲良くしていた。

でもある日、私は箱に入れられた。

悪い事をした記憶もないのに、だ。

私は凄く抵抗した。

でも強制的に箱に入れられた。

しかし、何分、何時間、と静かに待っていても、誰も来ない。

ずっと静かで、小さな箱の中で、

酸素もどんどん薄くなってきた。

上の扉をいくら押しても開かない。

必死に出る方法を考えて、試した。

でも、ダメだった。

もう諦めた。ここでﾀﾋぬんだ。

そう悟った時に、声が聞こえた。

遠くてほとんど聞こえなかった。

でも先生達の怒鳴り声はこっちまで響いた。

それと同時に子供達の叫び声が聞こえた。

それを境に、声がピタリ、と止んだ。

そして何故か、足音が少しずつ近づいてきた。

先生が開けてくれるのかな？

そんな事を考えていると、
ﾊﾞｷｯ、と音がして上から光が零れた。

ふわっとした笑顔が印象のお姉さんの奥に見えたのは、

真っ赤な景色が広がっていた。

さっきまで怒鳴っていた先生も、一言も喋らない。

同い年の子や、年下の子。年上の子などは、
皆、赤く染まっていた。

異様な匂いがしているのに、匂いなんて分からなかった。

何故か涙は零れなかった。

それどころか、笑えてきた。

その声は震えていた。

私はその日を境に、小さい子と、狭い所が嫌いになった。

ー回想終了ー

ーころんsideー

いつの間にか、妖夢は泣きそうな顔をしていなかった。

でも震えは、止まっていなかった。

否定をするつもりはなかった。

僕も真面目な人は嫌いだから。

初めは君が大嫌いだった。

君と、同じだ。

今は、大好きなんだよ。

「好き」

その言葉が頭に浮かんだ時、

ｶﾞﾁｬ！！

扉から光が零れた。

そこに居たのは…

皆だった。

昔の僕には、検討もつかない景色だったんだろうな。

見てる？昔の僕。

今はお前と違って、俺は＿＿

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

--------ｷﾘﾄﾘ線--------

どーも駄作者のユキだるま*です！！

やっと！！やっと出来た！！

納期に追われてる社畜の気分がよく分かりました…((((

あと流石にこの企画が長編すぎて(サボってるだけ)

一年丸々使いそうで怖いんで文化祭で切りますね。

卒業式まで楽しみにしてた方すいません！！！！

暇な時の番外編で出すかもですから！！！！((

それじゃあ、次回のサ〇エさんはー？((((

呼んでないです←

いい子や…((((

次回！

夏祭りでころんの過去が明らかに！？

お楽しみに！！

次回も不定期更新ですがお楽しみに！

デ〇エルスタンバイッ☆((((

ちょ、やめて？((((